2007年10月15日月曜日

学食の味とノーベル賞

先週の土曜日は,大阪電気通信大学で
パワーエレクトロニクス学会の研究会が開催された.

昼食は大阪電気通信大学の食堂で,
メーカや他大学の委員の皆さんととることになった.
そこでみなさんが口々におっしゃっていたのが,
学生食堂(学食)の食事の美味しさである.
つまりは,自分たちが学生のころに比べて,
ずいぶんと学食の質が上がっているというのである.

もちろん,その場の全員が大阪電気通信大学の
卒業生であったというわけではない.
(いや,誰もいなかったかな)
でも,今から15~25年前というのは,
どこの大学の学食もたいして変わらず,
安かろう,まずかろう,というメニューだったのである.

それが現在.
どこの大学も学生たちへのサービスを重視し,
まずきれいで明るい雰囲気の学食を備えるようにしている.
そしてメニューも,一人暮らしの学生でも
バランスの良い食事が取れるように工夫されている.
確かに昔とは大きな違いだ.

私はあまり味に頓着しない方だし,
学生のころなどはお腹が膨れれば
それで良かったくらいだったのだけれど,
言われてみると,今の方がおいしい気がする.
そう思うと現在の学生は幸せなのだなとあらためて思う.

私の所属する大阪大学工学部の学食は
カフェテリア方式で,
焼き魚などもチョイスできるし,
サラダバーで生野菜も食べることができる.
なるほど,昔の学食とはずいぶん違う.

実はかくいう私も,昼も夕もこの学食で食べている.
平日の毎日食べているのだけれど,
飽きずに通っている.
これも意外にすごいことなのかもしれない.
(まぁ,頓着しないのは相変わらずなのだけれど)

私が学生時代,某有名T大学からノーベル賞受賞者が生まれないのは
学食のメシがまずいからなどと噂が立ったことがあった.
まずいかうまいか,本当はどうだったのかは知らないが,
(一度その学食で食べたけれど,すっかり忘れてしまった)
学食の質が上がるとノーベル賞が出るというのであれば,
現在の大学は,あちらこちらでノーベル賞級の
研究者を輩出しているはずである.
それくらい現在の学食は味が向上している.

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