2007年11月29日木曜日

散歩をすれば

昨日の夜,久しぶりに散歩をした.
といっても,帰宅前に学内を一周するだけなのだけれど.
それでも広いキャンパスなので30分くらいの行程となる.

歩くのはダイエットのためもあるけれど,
それ以上に散歩は気分転換のために重要である.
散歩をすると頭の働きが良くなる気がする.
(気がするだけかもしれないけれど)

脳というのは,やはり身体と密接な関係があるに違いない.
散歩をすることで全身の血流が良くなり,
気分が良くなるだけでなく,
脳の働きも活性化するのではないか.
そう思っている.

確かに散歩の間は,いろいろなことを考える.
結構,研究のことも考える.
いつも歩く道であるからこそ,
自然,考えに集中できるのだ.
(いま気づいてみると,結構危ない状態だけど)

身体を動かしながら,頭を動かす.
もちろん激しい運動では難しいであろうが,
適度な負荷による単純な運動は,
逆に集中を高めるような気がする.
つまり散歩はそのちょうど良い運動なのだ.

以前,ある空手の流派を開いた人が
山に篭って1万本くらい突きを繰り返す稽古をしていた際に,
意識はどんどんクリアになって哲学的思想に耽っていたという
話を聞いたことがある.
この単純な繰り返し動作ということが大切なのだと思う.

単純な繰り返しに脳はすぐに飽きてしまう.
そして新たな思索を始めようとする.
これが自動的に生じるというところが大事なような気がする.
脳が自発的に思考に対して開かれるため,
新たなアイデアが生まれるチャンスが多くなるのではないだろうか.

散歩中にアイデアがひらめく,
そんな話は山ほどある.
そうでなくとも散歩をすれば,
ずいぶんと気分が良くなって,また机の前に座ることができる.

最近は,忙しくて散歩する暇もなかったし,
身を切るような寒さがその意欲をくじくのだけれど,
また機会があるたびに歩こう,
そう昨晩,散歩の帰りに思ったのである.

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