2008年1月11日金曜日

すきま時間を埋める

今年は,沢山の本を読む.
それが目標である.

しかし,相変わらず時間はない.
ではいつ読むのか.

私が最も読書に浸ることのできる時間は,
風呂の中である.それも平日だけ.

平日,私が帰宅するとだいたい家族は
もう就寝している.
それからおもむろに本を一冊手に取り,
風呂に向かうのだ.
(その前に体重の計量・記録という儀式があるが)

湯船につかって,ゆっくりとページをめくる.
一日の中でも至福を感じるひとときである.

しかし,風呂で本を読むことには不便が付きまとう.
額からは汗が流れおちるし,
ページは湿気でふわふわになるし,
最悪居眠りなどしそうになるときには,
本を湯船に落としたりもする.

だからさすがにハードカバーの本を持ち込むのはやめている.
ほとんどが新書や文庫本である.
こうなると,ちょっと物足りなくなる.
やはりハードカバーの本も読みたい.
(すべての本が文庫化されるわけではないのだ.
ビジネス書などはいつまでたってもハードカバーのままである)

それではお風呂で読まずして,
どこで読むのかということになる.
一番簡単なのがベッドの中(布団だけれど)で読むことだ.
しかし,私が人に誇れることのひとつに寝つきの良さがある.
布団の中に潜り込むと,あっというまに睡魔に襲われて
夢の中へ入ってしまう.
ほとんど本を読むことなど不可能なのである.

電車通勤であれば,電車の中などが考えられるが,
残念ながら私は自動車通勤なのである.
(自動車の中でAudio Bookを聴くという手はあるが)

そこで現在は,とにかく本を持ち歩き,
ちょっとした時間の合間(すきま時間)に
2行でも3行でも読み進めることにしている.

これがなかなか具合が良い.
そもそも人間というのは集中力を持続することは,
難しいのだろう.
私のように落ち着きのない人間は,
時間が少し過ぎるとすぐにいろんなことに
思いが散ってしまうことになる.

このすきま時間の読書は短時間だからこそ,
集中して読むことができる.
そのうち,時間が許せば本を読み続けるので,
集中力も持続するようになってきた.

そして何よりすぐに集中する状態に
入ることができるようになってきた.
いままで行っていた思考から離れて,
すぐに読書の世界に入り込む.
この転換が,うまくいくようになってきた.

今後はすきま時間の仕事というものも
増やしていきたいと思っている.
どうせもうこの現代の生活において
ゆっくり腰を落ち着けてなにかをするなんてことは,
到底望めないのだ.
あとはすきま時間で少しでも仕事を進めて,
細切れの仕事をあとで結合するしかない.
(まるで分割ファイルを結合するように)
研究などでは,逆にテーマから離れる時間がとれるので,
良い影響を生むかもしれない.

あとは1秒後に100mを全力疾走するような
集中力の立ち上がりを身につけるだけだ.
それが今年の目標である.

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