2008年3月13日木曜日

春の嵐とマスク

昨日は東京に出張.
九段下で開かれたSMESに関する報告会に参加.

朝,家を出てみると遠くの山がかすんで見えないことに気づく.
空気が白い.
花粉である.

私が花粉症になって,もうどれくらいになるだろう.
10年は過ぎているように思う.
以前の職場にいたころに花粉症が発症した.

最初の1,2年は本当にひどかった.
鼻はつまるし,目はかゆい.
目の玉を,鬼太郎のオヤジのように取り出して,
水洗いできたらどんなに楽だろう,
などと思っていたものである.

当時,住んでいたところは杉だらけだった.
車を止めておくと,
朝にはボディが花粉で黄色くなっている.
職場近くには,
「杉」という地名があったくらいである.

関西に引越してきて,実はずいぶんと楽になった.
今日のように特に花粉の飛散がひどいときには,
確かに鼻腔の奥がつ~んとして,
鼻水がでたり,目がかゆくなったりするのだけれど,
だいたいの日は,生活に支障を来たすほどではない.
これはずいぶんと嬉しい.

こう考えてみると,今の場所に移り住んでからは,
ずいぶんと体質が改善しているような気がする.
冬の手あれ,アカギレも良くなった.
春になると毎年,目にできものができたりしていたけれど,
こちらに来てからはそうしたことは一度も無い.

結局田舎で暮らすと良いということだろうか.
特に自宅は山の近くなので,
湿気があって,これがだいぶ良い影響を与えているものと思われる.
今の町に引っ越してきてから,
子供の喘息が治ったなどという話も聞く.

残念ながら,我が家の子供たちは花粉症になってしまった.
私にとっては良い環境も,
子供たちにとってはそうでもないらしい.
また花粉症は大人になってから発症するのだとばかり思っていたけれど,
幼稚園の頃からも悩まされるのを見ると,
単純には説明できないものらしい.
(もしかして遺伝もある?)

昨日の東京は気温が低かった.
そのためか,街でもマスクをしている人が少ない.
私もマスクは嫌いである.
欧米ではマスクをするというのは,
ちょっと危ない病気の人だと思われる.
私のように人相が悪いと,さらに怪しい人となる.

春になって暖かくなるのは嬉しいけれど,
花粉症は困る.
加えて黄砂も困る.
春の嵐というけれど,
決してロマンティックなものではないのである.

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