2008年9月9日火曜日

韓国あれこれ

韓国で驚いたのは,
高層マンションの多さである.
なんといったって,マンションばかり.
それも同じような形をしたものが
固まって背比べするように連立している.

今回の訪問ではソウルは,
大学から空港までの帰り道に
少し寄ってもらったくらいなのだけれど,
車で道を走っていくと,
道路の両側に屹立する高層マンションに
圧倒される.
車に同乗していた日本からの学生たちも
目を丸くしている.
とにかくソウルには高層ビルが多い.

ガイドブックによれば,韓国の国土は
日本のおよそ4分の1.
人口はおよそ2分の1で,5000万人程度だという.
そして,そのうちの1/4がソウルに
居住しているのだという.
その人口密度の高さにぞっとする.
ソウルでは一軒家を持つという夢を
叶えることが難しそうである.

それでもみなソウルに夢を抱いて
地方から出てくるのだろう.
ちょうど東京のように.

話は住宅状況から変わって労働状況の話.
明知大学でお会いしたある准教授は,
最近まで韓国の某有名車メーカに
務めていらした.
その当時は,毎日朝8時に出勤して,
夜10時まで働いていたのだという.
彼も,ちょっとそれはおかしいと言っていた.
韓国の平均労働時間は,
アメリカのそれの1.5倍だといっていた.
また,アルコールの一人あたりの消費量も
非常に高く,それはストレスのせいではないか,
といっていた.
日本の酒は明るいが,
韓国の酒はつらいものになるのだとも.
(彼は日本の温泉でリラックスしたいと言っていた)

オリンピックのメダルの数を見るまでもなく,
韓国はまぎれもなく素晴らしい国のひとつとなっている.
しかし,やはりその陰には大変な努力と,
過酷な労働状況,厳しい住宅状況などがあることを知る.
日本も韓国に負けじと努力しなければとは思うけれど,
ちょっとそこまではやりたくない,というのも本音である.

さて,韓国ではいつまでこの状況が続くのだろうか?

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