2009年5月18日月曜日

インフルエンザ禍

インフルエンザ禍である.
兵庫,大阪で感染が進展していたことが
次々と発覚し,こうした地域の
小・中学校,塾や保育所などの多くは
一週間程度の休校となった.

私が住んでいる町も
まさに感染者が続々と確認されている
地域に挟まれているので,
当然のことながら,そうした措置が取られている.

おかげで子供たちは大喜び.
そして一週間,子供たちをどこにも連れて行けず,
家の中で面倒をみなければならなくなった
親たちはゲンナリとした.
(保育所に子供を預けて働いている方々の
ご苦労はたいへんなものだろうと思う)

とうとう大学も休校措置となった.
ここで勘違いされるのは,休校すると
教員や職員も学校を休むのではないかということである.
残念ながらそうではない.
講義はないけれど,通常業務は継続している.
大阪大学では,研究室は通常通りの営業である.
ただみんなマスクをしているけれど.

夏休みや春休みもそうだけれど,
教員には休みがない.
本当のことをいえば,大学にうつって,年間の休日数が
前の職場に比べて激減した.
お盆と正月の数日くらいのものか.
だからこんな弱毒性のインフルエンザくらいでは,
休むべき理由にはならないのである.

しかし,業務的にはずいぶんと前から影響が出ている.
私は予定がないけれど,蔓延国とされる
アメリカやカナダ,メキシコへの渡航は
学長命令で中止されている.
このために,学会に参加できなくなった先生方は多い.

そしてとうとう,日本も蔓延国のひとつとなってしまった.
国内の学会などへの参加も熟慮するようにとのことだが,
この分だと学会の開催自体が危うくなるだろう...

そして,次に問題になるのは,
いつ大学を再開するかということである.
この分だと,感染はずいぶんと広域に
広がっているようである.
それが一週間や10日くらいで収まるものなのだろうか.
大学としては,講義の時間を確保するために,
早々に再開したいところだけれど,
こればかりは社会的な責任もあるので,
おいそれとは簡単に再開できないことだろう.
大学が再開してことで,感染が広がったりしたら,
責任がとれなくなるだろうし...
かといって国や地方自治体が
判断してくれるわけでもないだろうなぁ.
大学執行部の方々はたいへん悩まれることだろう.

とはいっても,私にできることは限られている.
とにもかくにも,自身は感染予防に心を配り,
あとは成り行きを見守るだけである.

#先週の月曜日も金曜日も,
会議のあと梅田でお酒を飲んでいた.
もうそうしたことは自粛しよう...

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