2009年5月21日木曜日

非対称な男

私がジャケットを着ると,
だいたい右の袖口からはワイシャツの袖が長く見え,
左の袖口ではほとんど見えないようになる.

私は,右の腕が長くて,左が短い?
というわけではなくて,これは
私の肩の高さが,右の方が左に比べ
ずいぶんと下になっていることに起因する.
右肩がぐっと下がっているのだ.

裸になって背中を見ると
肩甲骨の位置自体が右の方が下になっている.
そのため,昔から側湾症を疑われていた.

自分では,右腕を酷使しすぎたために,
右肩が下がってしまったのだと思っている.
中高生の頃,いつも右手で学校の道具がつまった
スポーツバッグを持っていた.
教科書と道着と弁当で本当に重かった.
右腕はずいぶんと鍛えられたけれど,
そのために肩が下がってしまったのではないか.
そんな風に思っているのである.

一般には片側の腕ばかりを使うと,
そちらの肩が下がるとか,あるいは,
上がるとか言われる.
結局どちらになるのかよくわからないけれど,
私の周囲では下がる人が多いようである.

しかし,ややこしいのだけれど私の場合いつも右だけが
下がっているとは限らないようである.
まぁ,だいたいのところ右肩下がり
(あんまりいい表現ではないなぁ)
なのだけれど,ときには左肩が
下がっているときもある.
どうも内臓の調子が関係しているらしい.
胃なのか肝臓なのか,
そのどちらかが弱っていると,
どうも左肩が下がる.
というよりも右肩が上がって,内臓への
負担を減らそうとしているのかな,と思う.
とにかく,肩の高さは体調のバロメータなのである.

肩がかしがっているなんて,
武道的にはあまりほめられたものではない.
どちらの側も均等に違いなく使えるのが
いいに決まっている.
私の身体は,たぶんなにかしらの
操作法の制約を受けているにちがいない.

指導をいただいている先生には,
直せ,といわれている.
常に気をつけていれば,いずれかは
直るのだと.
ときどきは直しているのだけれど,
ふと気づくと右腕の袖口から
シャツが長く出ているのである.

いかん,いかん.
潜在意識に直すことをたたきこむようにしよう.

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