2009年10月21日水曜日

Don't think. Feel!

最近,ユニコーンが復活したとのことで,
彼らの新曲がよくラジオで流れている.
(通勤の車中,ラジオを聴いているので,
意外に私も最新の音楽事情に詳しかったりする)

私が学生時代,彼らはすごい人気で,
深夜番組(とは言っても12時前か)の
「夢で逢えたら」のテーマだった「働く男」などは
私もよく耳にした.
(とはいえ,アルバムなどは買ったことがない)
奥田民生というひとの才能の大きさは
それでも十分に分かるけれど.

新曲は「半世紀少年」というタイトルらしい.
完全に人を食っている.
映画「20世紀少年」のパロディである.
曲調はなんとテクノで,
初めて聞いた時は電気グルーブの曲かと
思ったくらいである.

この曲の中で何度も,

"Don't think! Fee~l."

と繰り返されているのだけれど,
このパロディが分かる人は
どれだけいるのだろうか,と思う.
(とはいえ,非常に有名なセリフなので
多くの人が知っていると言えば知っているのだけれど)

これは,ブルース・リー主演の映画
「ENTER THE DRAGON (燃えよドラゴン)」の最初の方のシーンで,
少年に蹴りを指導するときに,リーが言う言葉である.
適当な蹴りを出す少年にリーは,もっと集中しろ,という.
もう一度蹴りを練習すると,「そうだ,何か感じたか?」と
リーがふたたび尋ねる.「えっと...」と少年が首をひねって
何か考えようとすると,リーは少年の頭をたたき,

「Don't think. Feel! 考えるな.感じるんだ」

と言うのである.そして,その後,「指月の指」の例えを出して,
武道の奥義を伝えようとする場面である.

リーはこの映画を作るときに,
自分の思想を反映したシーンを入れようとして,
この場面を勝手に撮ったそうである.

彼は,ワシントン大学で哲学を専攻していたためか,
こうした思想に非常に詳しかった.
彼が残したノートにも,多くの道教や,
彼が傾倒していたというクリシュナムルティの言葉が
数多く残されている.
(彼のノートは本の中で紹介されている.
ちなみに彼は絵も非常に巧く,
いろいろな技のデッサンをみるだけでも,
大変面白い資料となっている)

このセリフは,ブルース・リーファンならば,
ほとんどの人が知っていると思うけれど
(有名中の有名なセリフなので),
ユニコーンファンとなるとどれだけ知っているか...
しかし,オジサンの心は確かにくすぐる.
きっと,すでに中年となったユニコーンのメンバーの誰かも
ブルース・リーのファンなのだろう.

ユニコーンと中年オジサン共通の文化背景があって
少しうれしかったりする.

#言葉の意味については,
私にはあまり語る資格はないなぁ.



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