2010年5月14日金曜日

スターの中のスター,ジョン・トラボルタ

私は映画マニアとは言えないけれど,
映画が好きである.
残念ながら結婚してからというもの,
あまり映画館に足を運ぶ機会がない.
家庭でDVDを借りてみる余裕もない.
したがって,映画を観るのは
一年に一回くらい,それも海外出張の
飛行機の中でというくらいである.
(学生時代は毎月2本くらいは観ていたのに)

好きな俳優は山ほどいるけど,
その中で特別なのが,ジョン・トラボルタである.
最近,彼が出演している映画
「パリより愛をこめて」(From Paris with Love)
CMがテレビでよく流れている.
彼ももう56歳.
この映画ではアクションで活躍しているらしい.
頑張っているなぁ...

トラボルタがなぜ特別に好きかというと,
まさにスターの中のスターというオーラを
身に纏った人だからである.

以前,NHK BSで,番組"Inside the Actors Studio"に
トラボルタが出演し,インタビューを受けているのを見た.
(「ジョン・トラボルタ自らを語る」とかいう番組名だったかな)
彼が画面に出ているだけでキラキラしている.
甘いまなざし,優しい微笑.
言っては悪いけれど,頭が悪そうなステレオタイプなハンサム,
といった外見なのだけれど(ヘタすりゃ,三流役者),
なにかが違う雰囲気が漂っている.
そこが彼がスターである所以なのだ.

彼のスター性はどこからくるのか.
私は,彼が彼自身をスターだと思い込んでいるところに
その原因があるのだと思う.
自分がスターであるという一点から,
仕事への厳しいモラル,ユーモアのある会話,
エレガントな振る舞い,そうしたものを培ってきたのでは
ないかと思うのである.

だから,彼が実際にスターでなければ,
失笑を買うだけなのだろうけど,
彼は押しも押されぬハリウッドスターなのである.
だからこそ認められている.
その思い込みが許されている.
そうした特殊な人物,というのが私の想像である.

彼は,「サタデーナイトフィーバー」でブレークして,
グリース」まで出演映画はヒットしたが,
その後は役に恵まれていなかった.
そして彼が復活したのが「パルプ・フィクション」.
これは良かったなぁ.
少しとぼけた殺し屋役で,本当にカッコよかった.

「パルプ・フィクション」といえば,こんな逸話がある.
1984年,「パルプ・フィクション」でアカデミー賞主演男優賞に
ノミネートされていた彼は,最後にトム・ハンクス
(「フォレスト・ガンプ」)の名前が呼ばれるまで,
自分が受賞すると信じて疑っていなかったのだという.
彼は,スターなのだ.

とにかく,彼はそれから復活し,
そしてまた凋落しつつある.

彼の映画を多く観ているわけではないけれど,
私のオススメ映画は,

"Get Shorty"
"Be Cool"

の2本."Be Cool"は,"Get Shorty"の続編となっている.
これらの中で,トラボルタは
チリ・パーマーという,もう最高のハマリ役を演じている.
"Get Shorty"は,映画マニアの借金の取り立て屋
チリ・パーマーがハリウッドに借金の取り立てに行って,
いつの間にか映画製作の仕事に関わって
しまうというコメディ.
"Be Cool"は今度はショービズの世界で活躍するという
コメディ.
どちらもマニアネタ満載で,クスリと笑わされるところが多い.
チリ・パーマーのカッコ良さと,オトボケさが非常に魅力的.
また,Be Coolの相手役はユマ・サーマンでこれまた嬉しい.
ズバリ,オススメなのである.

さて,「ジョン・トラボルタ自らを語る」では,
最後に俳優学校の学生たちからの質問を受ける
コーナーがあった.
会場のひとりの女の子が,トラボルタと一緒に
踊りたいという.
さすがトラボルタ,嫌な顔ひとつせず,引き受けた.
テレビを観ていた私は,サタデーナイトフィーバーか
グリースのダンスシーンを思い浮かべたのだが,
二人が踊ったのは,パルプ・フィクションの中で
ユマ・サーマンと向い合って踊った,
あのダンスだったのである.
トラボルタは指をピースにして目の前を横切らせ
女の子に向かってニヤリと微笑んでいた.
...やっぱり彼はスターの中のスターなのである.

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