2010年6月29日火曜日

憔悴・人生の転回点

先週は一度もブログを更新せず.

札幌にIPEC(International Power Electronics Conference)に
参加していた.
発表もあった.

しかし,憔悴しきっていた.
こんなこと今までに一度もあったことがない.
これほど消耗しきっていて,
なにもかもに集中できなかった事態を迎えたのは
初めてのことであった.

学会の夜は,いつもは地元の肴をつまみに,
みなでワイワイとやり,楽しいものなのだが,
今回はホテルに直行.
仕事も疲れて手につかず,ベッドに倒れこむ.
カラのガソリンタンクを抱えて,それでも走ろうとしている
自動車のようにしんどかった.

関西に戻る際に,なにがこの原因なのか考えてみた.
残念ながらよくわからなかったのだけれど,
まずは,「歳をとった」ということなのかと思う.

これまでも同じような状況はあったのかもしれないが,
「若さ」で乗り切ってきたのかと思う.
多少の無理は,体力と精神力にものをいわせて,
エイッと飲み込んできたのだ.
しかし,その無理がきかないようになってきた.

人生の転回点なのかもしれないと思った.
マラソンでいうところの折り返し地点だ.
これからは自分の身体と心の状態を
うまく制御していく必要がある.
うまく「しつけ」ていく必要がある.
それにはある程度の苦しい努力と,
ある程度の歓楽への諦めが要求されるのであろう.

まぁ,それが歳をとるということなのだろう.
意外にそれもいいかもしれない.
時間,体力など限られたリソースを,
どのように人生の諸事に分配していくか,
そこらへんの戦略を立て直す
(いや,これまでそんなものなかったか)
良い時期なのだろう.

仕方がない.
生活が修行となるということ.
まぁ,自分とそうして付き合っていくということなのだろう.

#学会のバンケットの後,声をかけてくださった方がいました.
どうもこのブログを読んでいただいたことがある方とのこと.
大変うれしく,ありがたいことでありました.
しかし,このブログの内容が薄くて申し訳なくも感じました.
もう少し,まともな内容になるよう,精進いたします.

0 件のコメント:

コメントを投稿

桜を見ると思い出す

桜が満開である。 研究室でも花見BBQが行われ、まさに「花より団子」 、学生はだれも桜など見ずにひたすら食べることに集中していたけれど、食べづかれた私は桜をぼんやりと見ていた。 学生の一人が 「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」と梶井基次郎の文章 について話していたので、そうい...