2010年7月30日金曜日

新しい旅行ケースが旅の負担を軽減する

今週は,先週のバンクーバー出張の話題ばかりで
恐縮です.
でもあともう少し,バンクーバーの話を続けます.
(旅行の記録でもあるので.
肝心なマイクログリッドの話もまた書きますが)

今回,宿泊したのはバンクーバー,ダウンタウンの北,
海に面しているところに建っている

"Fairmont Pacific Rim"

というホテル.
かなりの高級ホテルらしいけれど,
シンポジウム主催者が部屋を手配してくれたので,
仕方なく宿泊.
もちろん出張費は赤字となるので,
差分は個人の出費となる(涙).

ダブルの部屋だったのだけれど,
洗面台も二つついていた.
風呂とシャワーはガラスで仕切られていて,
ゆっくりと風呂に入ることができる.
洗面台側には大きなミラーがついていて,
なんとそこにテレビが映る.
いやはや,やり過ぎ感満載で,
私のような小市民はどぎまぎすることばかりの部屋だった.
(カーテンもフェザータッチのスイッチで
ベッドにいながら自動で開いた.それに気づくのに
少しばかり時間がかかった)

さて話変わって,今回の出張に対し,
旅行ケースを新調したという話.

これまで,キャスター2輪付きのサムソナイトの
ソフトケースを使ってきたのだけれど,
世界中のあちこちを引きずり回した結果,
キャスターが壊れてしまった.
もちろんキャスターを修理すれば使えるのだけれど,
(バッグ側は全く問題はない)
気づいたのが出張寸前で修理が間に合わなかった.
まぁ,10年近く使ってきたのだからよしとして,
今回は新しいケースを買うことにした.

いつもだったらいろいろな情報を集めて,
比較したうえで購入するのだけれど,
(まずは少ない予算でよい買い物をするためです)
今回は出発日2日前ということで,入手可能なもの,
つまりはお店に出向いてそこにある中から選ぶと
いうことにした.

旅行ケースは確かにいろいろな種類があるのだけど,
今回は中型でハードケースのものを探した.
最近はハードケースの方がずっと軽量なので,
よさそうに思ったから.
また雨に濡れても平気だし.
確かに,外側にポケットがないのは
ちょっと不便だけれど,どうせPC用にバッグを
もう一個持つのだからそこは割り切ることに.

結局,購入したのはサムソナイトの
コスモライト,中型(55L),シルバー.
結構割り引きしてくれた値段だったので,
なんとか手が届いた.
(それでも涙が出るほどの値段だったけれど)

国内線ではたぶん機内持ち込みが怪しいけれど,
海外の航空会社なら全然持ち込みOKなサイズである.
(海外の旅行者はずっと大きなバッグを平気で
持ち込んでいる.私のサイズはそれらに比べれば,
小さい,小さい(笑))

そして,なんといっても軽い!
4輪のキャスターで持ち運びも便利である.
ハンドルが一本のロッドで構成されているので,
ちょっと丈夫さに不安が残るけれど,
まずは大満足なケースである.

発売されてから3年ほどになるはずだけれど,
あまり他人が持っているのを見たこともない.
そこがまたいい.

今回の出張でも,十二分にその性能に満足した.
できれば大型ケースもといいたいところだけれど,
ちょっと価格的に手が届かない.
まぁ,現在持っているものがまだまだ健在なので,
次に購入するのはずっと先なのだけれど.

今回思ったのは,ケースが変わっただけで,
旅の負担がずいぶんと軽くなるということ.
ケースが軽い分,持っていくものも増やせるし,
スムースなキャスターは移動を本当に楽にする.

ホテルの部屋も今回のように広くて使い勝手がいいと,
旅の疲れが激減する.
今回の出張は比較的疲労が少なくてすんだ.

世の中で,お金をかけなければできない勉強が
あるとすれば,それは旅だ,という話があるけれど,
お金をかければかけただけ,負担が減るというのも
動かせない事実であることを,あらためて実感...

ホテルの外観


ホテルの部屋(銀色のケースが今回新調したもの)

2010年7月29日木曜日

ダブルビックマックを食べる

「世界各地で,マクドナルドを食べてみよう」企画の
第何弾か忘れた.
世界の物価の水準を比べる際に,
マクドナルドのビックマックの価格を尺度に
比較するという話がある.

私はそういう話はしないけれど,
(確かにスイスでマックを食べたときは
大変高かったけれど)
世界どこでも同じサービスを受けることができると
いわれているマクドナルドに入って,
特にその国でしか食べることのできない
メニューを食べるのが楽しみのひとつとなっている.
(たとえば日本だったら月見バーガーとか)

前回,サンノゼではThird Pounderという
クォーターパウンダーを食べたのだっけ.

今回はカナダのバンクーバーのマクドナルドである.



まずマークが面白い.
”M”の真ん中にカナダのシンボルであるメイプルがある.
これは街にあったマクドナルド,どこでもそうだったから,
たぶんカナダではこのマークなのだろう.
(日本の日の丸では様にならないだろうなぁ)

早速入ってみる.
やはり若者たちで込んでいる.
アルコールは売っていない(フランスとは違う).

珍しいメニューを探してみると,
ありました,

「ダブルビックマック」

写真をみれば,名前の通り,
通常のビックマックのハンバーグの部分が
2枚ずつとなっている.
つまりは4枚のハンバーグが3枚のバンズに
挟まっているのである.
これでソースがビックマックのあの味なのである.

即決で,Mealで頼む.
Mサイズ(日本でいうところのLサイズ)の
コークとフレンチフライがついて,
税込み価格8カナダドルちょっと.
まぁ,サイズが大きくなっているけれど,
日本と同じくらいの値段である.

ホテルに持ち帰って食べる.
残念ながらリカーショップを街で見つけることが
できなかったので,ビールで食べるのは断念.
(コンビニでもアルコールは売っていない)
アメリカの時は,ビールを片手にハンバーガーを
食べることができたのに...

それでもあっという間に平らげてしまった.
ポテトもケチャップの袋3つで,すっかり食べ尽くした.
ゴクゴクとコークも飲む.
私は胃袋だけは西洋人並にできているらしい.
カナダ人はこれだけ普通の人が食べているのだから,
やっぱり体力がある.

アメリカでは,貧乏人は肉を食え,という感じで,
マクドナルドは安いファストフードの代表格だったけれど,
カナダでは少し高めの食事という設定で,
もう少し生活に余裕がある人が食べているような
雰囲気がした.
お国柄がでるものである.
(だから面白くて,この企画やめられない)

これでまたひとつ野望に近づいた.
イタリア,フランスなどいろいろ制覇してきた.
次はどの国だ?!
胃袋を空にして,飛び込んでいこう!
(外国でマクドナルドを食べる体力が続く間だけの企画だなぁ)

2010年7月28日水曜日

Perfect!

すみません,まだバンクーバーネタ続けます.

バンクーバーで気づいたのは,
何かを確認して,その通りだった場合に,

"Perfect!"

というのが流行っている(?)こと.

例えば,航空会社のチェックインカウンター.
シアトル経由で関西空港ですか?と
尋ねられて,そうだと答えると,カウンターの人が,

"Perfect!"

と応えるのである.
ホテルのチェックインでもそうだった.
シンポジウムの受付でもそうだった.
これは,バンクーバーだけなのか?
(昨年,サンノゼに出張したときには
そのようなことには気付かなかった)

Perfect!と言うのは,
なにかわかるような気がする.

うまくプログラムとかが動くと,
「美しい」と言ってしまうのと似ているような気がする.

ちょっと日本ではPerfect!は使いづらいけれど.

2010年7月27日火曜日

バンクーバー空港にて(3) ~Tempura Udonを食す~

私は海外にでても日本食が恋しくなるようなことは
ほとんどない.
1ヶ月くらい海外にいたときも,全然恋しくならなかった.
別に,毎食パンとサラダで構わないのだ.

しかし,先日のバンクーバー空港では,
久しぶりに海外で日本食を食べた.

空港へはおみやげを買うために
フライトに比べずいぶんと早く着いたのだけれど,
朝食がチョコ(スニッカーズ(笑))だけだったので,
そのうちにお腹が空いてきてしまった.

とはいっても,シアトルで飛行機を乗り換えたら
すぐに機内食が出ることだろうし,
そこでお腹いっぱいになったら,
それから10時間の機内がつらくなるだろうと思い,
軽食を探した.

なので,久しぶりのバーガーキングは断念して
周りを見回してみると,なんと「うどん屋」が.
「Udon」と確かに書いてある.

これはいいと思い,近くに行ってみると,
アジア系の人が店の中で働いている.
早速,"Tempura Udon"を注文する.
With Big Prawn Tempuraらしい.
価格はTAX込で8.83カナダドル.
結構高い.

定員は,英語のアクセントから判断して,
中国系の人か.
こうした日本食のファーストフードで,
日本人が働いているのを見たことがない.

元気な体格のいい若い眼鏡をかけた女の子が
"Four minutes!"と指を4本立てて
私に言う.
なにか悪いことしたのかとどぎまぎしたけれど,
単に天ぷらが揚がるまで,4分待てということらしい.
"OK, OK."と答えてフードコートで待つ.

どんなうどんが来るのかと楽しみにしていると,
カウンターから

"Tempura Udoooooon!"

という大きな声が響いた.私のTempura Udonだ.
ウキウキしてどんぶりを取りに行くと,
なんと意外や意外,普通の天ぷらうどんである.
確かに大きなえびの天ぷら3本と,
さつまいもの天ぷら1個が付いてきている.
その上,ご丁寧に,天ぷらのつゆまで付いている.

正直,感動.
空港のうどんのファーストフードでここまでの
ものが食べられるとは...

早速食す.
天ぷらはアツアツで,かなり美味しい.
エビもプリプリ.
またさつまいもも熱くて口の中で
ホクホクとする.
まぁ,天ぷらのコロモが厚いのは目をつぶることにしよう.
とにかく美味しい.

麺は...
これはあまりいただけない.
硬くてまだまだ茹でる必要がある.
つゆは関西風だが,味が薄っぺらい.
駅の立ち食いそばよりも2段くらい下の味といったところか.

しかし,バンクーバーの空港で食べると,
それでも旨く感じる.
海外の環境が,美味しさを引き出す調味料になるのだろう.
海外で日本食が恋しくなる人が多い理由が
わかったような気がする.

天ぷらの熱さで口の中を少しやけどしたけれど,
もう十分満足して,荷物検査に向かった.
思いがけず美味しいうどんに出会って,
幸福感一杯でバンクーバーをあとにしたのである.

バンクーバー空港のTempura Udonの写真.こうして見ても美味しそうでしょう?

2010年7月26日月曜日

バンクーバー空港にて(2) ~It's a small world! ~

いまだに海外ボケが続いている.
「海外ボケ」は「時差ボケ」ではない.
時差ボケは,ほとんどなくて体調は良好である.
「海外ボケ」というのは,どうも自分が
まだカナダにいるような感じがするというものである.
バンクーバーのファッション,スタイル,時間の進み方.
そうしたものが今も私の中で続いているのである.
いい感じなのだけれど,いつまでこの感覚を
保ち続けることができるのだろう?
失うのが怖い.
まぁ,こうしたものは手放したくないと思った時から,
だめになってしまうものなのだが.

さて,バンクーバー空港でシアトルへ向かう
荷物検査のときのこと.
私の前に並んでいたアメリカ人らしき
若い夫婦(たぶん私と同年代)が係員にガイドされて
一度列を離されたのだけれど,また戻ってきた.

別に私はいじわるする必要もないので,
もう一度私の前の順番に入れてあげた.
そうすると,夫の方が私の方向に向いて,

「ありがとうございます」

と日本語で,にっこり微笑んでお礼を言った.
あまりのことでびっくりしてしまい,どぎまぎと

「いえ,どういたしまして」

と言うのがせいぜいだった.
実は旦那さんの方が日本の武具(たとえば木剣や杖など)を
入れるような長い紺色の布袋を持っていて,
しっかりとした姿勢でいたので,
なにか「やっている」のかなと私は密かに注目していたのである.
良い機会だったので,

「なにか武道をされているのですか(一応英語)」

と話しかけてみた.
今度は向こうがびっくりしている.

「いえ,これはつりの道具です(日本語)」

と話してくれた.私の思い違いかとがっかりしていると,

「実は武道もしています(日本語)」

というではないか.

「どんな武道ですか(今度は日本語)」と訊くと,

「Daito-ryu Aiki Jyujutsuと言います(日本語)」

との答え.

「知っていますか」(以下,ずっと日本語)と尋ねるので,
「ええ,知っています」と答える.

向こうは驚いていたけれど,ちょっと日本武術をかじったものなら,
大東流合気柔術の名前を知らない人は少ない.

「東京に住んでいました」というので,
「先生はどなたですか?近藤先生ですか」とさらに尋ねると,
向こうは目を丸くして

「Okamoto Seigou先生です」

と答えてくれた.私が,
「では,六方会ですか?」と訊くと,
「はい,御存知ですか」というので,
「もちろん」と答えると向こうは大変うれしそうだった.
岡本正剛先生といえば,映画「AIKI」の
先生のモデルになったほどの有名人である.
(ちなみに,映画AIKIは,交通事故で下半身不随になった
主人公(加藤晴彦)が,大東流合気柔術に出会って,
車椅子で稽古に励み,また新たな一歩を踏み出そう,
と決意する,ちょっと感動的な映画なのである.
ちなみに先生役は石橋凌.
謎の女の子役のともさかりえが素敵なのだ)

「あなたはなにか武道をやっているのですか」

と今度は向こうが尋ねるので,

「はい,心身統一合氣道,Ki-Aikidoです.御存知ですか」

と訊くと,

「はい,もちろんです.
私は1985年にTohei先生に習ったことがあります」

との答え(さすが藤平先生).
向こうはニコニコして,わざわざ名刺を出して私に渡してくれた.

なんと大東流,六方会と漢字で書いてある名刺で,
四段,Jun-KyoujuDairiと書いてある.
(おぉ,恐れ入りました...と思わず言ってしまった)
ニューヨークで道場を開いているらしい.
やはりタダモノではなかった...

最後に,奥さんの方が(こちらは日本語は理解できなかったらしい)
旦那さんにどういうことなのか,尋ねたらしく,
最後にこちらに振り向いて,

"Oh, It's a small world!"

とにっこり笑った.

いや,ほんとに.
いるところには,ちゃんと関係者がいるものなのである.
世界は狭い.

#別になんという話でもないのだけれど...

2010年7月25日日曜日

バンクーバー出張の機内で映画を5本観た

以前にも書いたことがあるけれど,
現在,1年で一番数多く映画を観る機会は,
海外出張の機内である.
昨年のサンノゼ出張では,往復で8本観たけれど,
今回は残念ながら体力がなく,5本を観るにとどまった.

今回,バンクーバーへはシアトル経由で入ったので,
映画を観たのは,関西空港/シアトル間の機内であって,
正味40分くらいの飛行時間しかない
シアトル/バンクーバー間では居眠りする間もなかった.

関西空港/シアトル便は,ボーイング767で,
なんと映画は共通のディスプレイを観るという,
映画館式,いやそんな大画面ではないから,
観光バス式といったところか.
もちろん,昔ながらのブロードキャスト式で,
流されてくる映像をじっと見るしかないのである.
とにかく見にくくて,疲れてしまった.

それでも,なんとか往きに2本,帰りに3本を観た.
これまで同様,感想をそれぞれ以下にまとめてみる.

"The Bounty Hunter"
もしかするとまだ日本では上映されているかも.
少し前までテレビでCMも流れていた.
元警官で今は賞金稼ぎとなった男が,離婚した元妻(J.アニストン)が
5000ドルの賞金首となったために,彼女を刑務所に連れて行こうとする.
しかし,彼女は彼女で警官の汚職事件に巻き込まれていて,
事態はいつの間にか複雑なことに...というお話.
つまりはラブ&コメディーである.全然ミステリーではない.

とにかく,Jennifer Anistonの魅力を楽しむ.
それ以上でもそれ以下でもない映画.

これまで彼女の主演映画を観たことがなかったけれど,
いやぁ,素晴らしい.彼女はチャーミングだなぁ.
一度観ただけでメロメロになってしまうくらい魅力的.
もう40歳だなんて信じられない.
話は単純だけれど,全然問題ない.
女優の魅力だけで1本映画が出来る.
それを証明した映画.
採点は星4つ(5つが満点).★★★★☆

"Alice in Wonderland"
現実世界で人生の選択を迫られている大人のアリスは,
ウサギのあとを追って不思議の国に紛れ込む.
そこではアリスは不思議の国を支配する赤の女王を
倒すことになっているというのだが,
それが自分だとは思えないし,これは夢の世界だと信じて
とても戦えないと思う.
しかし,マッドハッターなどと一緒にいるうちに,
アリスの中でなにかが変わっていく.

話は本当に単純.
結局,ひとりの少女の成長譚になっているわけで,
これもストーリーというストーリーがほとんど無い.

Tim Burtonが好きな人ならば,アリスという題材を使って
彼の世界を表現したこの映画は,ぜひ見ておくべき,
とは思うのだけれど,それほど好きでない人であれば,
そんなに無理して観なくてもいい映画のような気がする.

しかし,Tim Burtonが描く世界は,なぜここまで
可愛くて,残酷で,エロティックなのだろう.
不気味可愛さ全開である.
安心して見ていられない.
心が引っ掻かれる感じ.
しかし,目を離すことができない.
そのうち,そのグロテスクな世界が美しく感じられるように
感化されてしまう.
そうなってしまえば,あなたもTim Burtonファンである.
そうした世界に魅力を感じるならば,一見の価値あり.
採点は星3つ(5つが満点).★★★☆☆

#音楽は,相変わらずのダニー・エルフマンなのだけれど,
今回はあまり印象的ではなかったような...
いや,視聴環境があまりに悪かったせいかもしれない.

往きの機内では以上の2本だけしか観られなかった.
4本上映されたのだけれど,
3本目の"Invictus",4本目の"The Informant!"
疲労のため,残念ながら観ることができなかった.
(なんたって,その日は3時限目まできっちり
働いてから空港に向かったのだから)
どちらもマット・デイモンの主演で,
かたやクリント・イーストウッド,もうかたやは
スティーブン・ソダーバーグ監督で,
ぜひ観たかったのだけれど...
まぁ,次の楽しみにしておこう(涙).

さて,復路で観たのは次の3作.

"The Ghost Writer"
ユアン・マクレガー主演,ロマン・ポランスキー監督.
もうこのCastだけで,ワクワクする.
ポランスキー監督らしい暗い画面とストーリー展開.
私はこうした映画が大好きなのである.

前任者の急死によって急遽
前英国首相の自叙伝を引き受けた
E.マクレガー演じるゴーストライター.
しかし,前首相のすぐにスキャンダルがあばかれ,
それにゴーストライターも巻き込まれていく.

E.マクレガーはやっぱり素晴らしい.
彼が演じる繊細な心の動きが私を惹きつける.
真面目で,正義感もそれほど強くない,
いわば日陰者であるゴーストライターが
少しずつ真実に近づいていく.
その過程の緊張感がすごくいい.
また,前首相をピアース・ブロスナンが演じているのだけど,
なかなかいい味なんだなぁ.
もう一度観たいと思わせる秀作.
採点は星4つ(5つが満点).★★★★☆

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実は,次に"Valentine's Day"という映画を観始めたのだけれど,
もうつまらなくて(すみません,こうしたラブストーリーは苦手です),
途中で寝てしまった...
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"When in Roma"
ローマのトレビの泉で拾ったコインのために,
主人公のキャリアウーマンが巻き込まれる
ファンタジードタバタラブコメディー.

主演はKristen Bell.
恥ずかしながら私はこの女優を初めて知った.
う~ん,微妙.
この映画もKristen Bellの魅力で持たせようとしたものなのだけれど,
"The Bounty Hunter"に比べると全然及ばない.
最後まで観ることはできたのだけれど,
ストーリーも女優も私の趣味ではない.
採点は星2つ(5つが満点).★★☆☆☆

"Harry Potter and the Half-Blood Prince"
言わずと知れたハリー・ポッターシリーズ最新作(なのかな?).
私は,「アズカバンの囚人」以来,全く原作も映画も
追っていないので,どうなっているのか全然わからない.
まずは,登場人物のみんなが大人なのでびっくり.
まぁ実世界では歳を取らざるを得ないので,仕方がないけれど,
主演のダニエル・ラドクリフ君をはじめ,
ハーマイオニー役のエマ・ワトソンも,青春高校生ものの
ドラマの方がずっと似合っている気がする.
話の方は...もういいか(笑).
私的には,「やっぱり」という感じの結末.
この後の展開が気になる~.
子供たちと一緒に観に行きたいなぁ...
採点は星3つ(5つが満点).★★★☆☆

復路のキャプテンはサービス精神があって,
ハリー・ポッターをギリギリまで見せてくれた.
エンドロールがでたと思ったら,衝撃が来て,
飛行機がランディングしたことに気づいた.
いやぁ,ありがたい.
最後まで見れなかったら,もう気になって,気になって(笑).
よかった.すっきりできて.

次に映画を観ることが出来るのはいつかなぁ.
しかし,映画を観るのが体力勝負になってしまった.
いつかゆっくり大きな画面で観てみたいなぁ...

2010年7月24日土曜日

バンクーバー空港にて(1)

前回のバンクーバーに向かう話題から
次に帰国の話題で恐縮ですが,
今バンクーバーの国際空港でこの記事を書いてます.

フライトは10:30出発なのだけれど,
おみやげを買おうかと思って
意気込んで早めに空港に来たのである.
でも早すぎて,おみやげ屋がほとんど開いていない(笑).
それで開店を待っているというわけ.
(King Burgerしか開いていない)
まぁ,いつもこんな感じで旅行しています.

帰りもシアトル経由で,
まずはシアトルまで双発
(プロペラ機に久しぶりに乗った!)で向かい,
また767の狭い機体に11時間閉じ込められるわけである.
これから先を思うと気が重いなぁ...

バンクーバーは結局3泊したのだけれど,
会議の関係で少ししか街に出かけられなかった.
目抜き通りはRobson Streetといって,
それでも初日には夕方17:00から19:00頃に
ブラブラと歩くことができた.
夕方といってもバンクーバーは緯度が高いから,
夜九時を過ぎてもずいぶん明るい.
大阪の夕方5時くらいの明るさがある.
だから街には人が溢れている.

目抜き通りといっても結局は
ファッションとレストランの店が並んでいるわけで,
通常,旅行者にはあまり魅力がない.
(日本だって地元の人のショッピング街に行っても
面白くありませんか?だって,並んでいるブランドは
ほとんど一緒だし.
まぁ,今回は目的の店があったのだけれど,
それはまた別の記事で)
しかし,驚いたのはアジア系の若者が多いこと.
日本人もずいぶんな割合を占めている.
Robson Streetで交差点で信号で停まるたびに,
後ろや前から

「絶対,それってxxxxだって」
「え~っ,ほんとに」

などと若い女の子の話が聞こえてきたり,
前を歩いているおじさんがビルを指さして,

「あれ,あれだな」

などとふらふらと歩いているのを見ると,
ここが日本のような気がしてくる.
その上,街には日本のお店が多いから
(コンビニ,ラーメン,寿司,天ぷら,
神戸牛,となんでも揃っている.
カタカナで「フードコート」なんて
案内看板が出ているくらい)
異国感がずいぶんと損なわれるのである.

しかし,逆にいうとすごく街には
安心感があって,留学や滞在にはもってこいの
場所と言えるのだろう.
(ただし,ちょっと刺激は少ないかもしれないが)
オリンピックのあとだからか,街はすごく綺麗だし,
ホームレスの人はいない.
道路の両脇にはピカピカの高級車が駐車スペースに
きちんと並んでいるし,
(ということは車の盗難も少ないのだろう)
なんとなく街が「中の上」というか,
「上の下」というか,そうした階級の人たちで
構成されているような印象を受ける.
いや,カナダがそういう国なのかもしれないけど.

とにかく,街は日本人にフレンドリーな
住みやすいような気がする.
もしも将来子供がバンクーバーに留学するといったら,
許してしまいそうな気がする.
(娘たちには許さないだろうけど(笑))
もう少しじっくりと腰を落ち着けて,
街のあちこちを探検してみたかった.
ほんとに残念.
さらば青く高い空...

#といってもバンクーバーにはそんなに
観光名所が多くあるわけではないようです.
しかし,海の向こうに見えるのが「島」だということに
(バンクーバー島)初めて気づいた.
二十年近く前,ヴィクトリアで開催された会議に
参加したのが,私にとって初めての「国際会議」で
初めての「海外旅行」だったのだけれど,
そのときは,そこが島の中の都市だなんて
全然気づかなかった.
17年くらいして今回初めて気がついた.
本当に私は地理に疎い.

2010年7月23日金曜日

バンクーバー紀行

7月20日,マイクログリッド・シンポジウムに参加するため,
カナダのバンクーバーに向かう.

マイクログリッド・シンポジウムは2005年から開催されている
関係者による会議である(一応,招待制となっている).
アメリカ,ヨーロッパ,日本を中心に運営されてきたけれど,
今年は日本ではなく,「アジア」ということで,
韓国やタイ,中国からの発表もあった.
最近は,アジアもマイクログリッドで盛り上がっている.
(残念ながら,日本国内ではマイクログリッドのプロジェクトは
少ないのだけれど)

今回は,関西空港からデルタ航空でシアトルへ.
そして,アラスカ航空でバンクーバーに飛んだ.
少なくとも4年前には関西空港からバンクーバーへの
直行便があったのようだけれど,残念ながら現在は
運航されていない.
それでも,シアトル便は6月からデルタ航空として
運航されているのだから,まだ良しとしなくては
ならないのだろう...
(でもやっぱり成田からバンクーバーへの直行便は
9時間かからなかったと聞いてうらやましく思う.
関西空港からシアトルまで10時間弱.
1.5時間の待ち合わせで,また1時間のフライト.
半日がかりの旅だった)

バンクーバーからダウンタウンへは,
電車であるカナダライン・スカイトレインが便利である.
8.75ドルでダウンタウンまで26分で着く.
タクシーだと30~40ドルで,20分程度というから,
電車がオススメである.
荷物もゆったりとおけて,楽チンだし.

今回,ダウンタウンには16:00頃到着.
気温は23度位で半袖だとちょうどいい.
しかし日差しが陰ってくると,ちょっと肌寒くなるので
長袖の布のジャンバーが重宝する.
しかし,あの蒸し暑い大阪から抜けだせたことにホッとする.

今回の滞在は,たった3泊.
ほとんどホテルにカンヅメだから,
バンクーバーの青い空がうらめしい.

その他の話はまた別の記事で.



スカイトレイン,チケット販売機,バンクーバー空港

#追記
スカイトレインの復路で,
Waterfront駅から空港へは3.75ドルだった.
時間と方向によって,価格が変わるらしい

2010年7月16日金曜日

ビクトル古賀氏を見てサンボフォーラムを思い出す

購入した雑誌を見ていて,
「ビクトル古賀」氏のお姿を発見.
1935年生まれというから,75歳ということになる.
お元気そうでなによりである.
といっても,別に個人的な知り合いではなく,
ただ凄い人だと尊敬しているだけなのだが.

1980年代後半のこと(たぶん1989年頃?),
私は代々木の体育館にいた.
「サンボフォーラム」というイベントを見るためである.

いまでこそ,「サンボ」といえば,
ロシアの柔術として有名だけれど,
その当時は,いわゆる「謎の武術」だった.
それが,一般の場で公開されるのだという.
当時から格闘美オタクだった私は,
見に出かけたのである.

ただし,チケットは雑誌の懸賞で
あたったものだったかもしれない.
「格闘技通信」か「ゴング格闘技」か,
それ関係の雑誌で.

会場に着くと,本部にビクトル古賀氏がいた.
それをいきなり見つけてずいぶん興奮した.

知らない人がいるかもしれないので,
ビクトル古賀氏を簡単に説明すると,
1970年代にロシアに渡り,
サンボマスター(ロックバンドではない)として
ロシア人からも尊敬されるほど強かった,
それはそれは伝説的な人なのである.
彼が編み出したビクトル投げは,
私もずいぶんと練習したものである.

ちなみにビクトル投げとは,
相手に河津掛けをかけて相手が後ろに飛ばない場合に,
自分から前転するように相手の前に捨て身をすると
同時に相手の足を刈って膝関節を決めるとともに,
肘関節も逆を決めるというものである.
(と説明していても分かりづらいので,
どこかの動画で見つけてください(笑))

さて,イベントはロシアからきたサンボの選手たちが,
会場のレスリングマットの上で,様々な技を
披露することで進められた.
柔道と違ってサンボは種々の関節を極めることが
許されているので,合氣道でいうところの
小手返しなどの技を使って,相手を極め投げるところが,
印象に残っている(あれ,これはコマンドサンボだった?).
また,飛びつき腕十字固めや膝十字固めなど
当時あまり一般的ではなかった技が次々と披露されて,
私はひとり(当然ひとりで会場に行っていた)興奮しきっていた.

「凄いなぁ,凄いなぁ」とブツブツ言っていたら,
目の前にゴツそうなスーツ姿の男たちの団体が来た.
「猪熊功」氏だったと思う.
(今思うと,勘違いの可能性もあるけど)
もう大興奮!
「猪熊功」といえば,なんたって,
東京オリンピックの金メダリスト.
あの「YAWARA!」のおじいちゃんのモデルにも
なった人である.
(因みに,YAWARAちゃんの苗字は「谷」ではなく「猪熊」)
しかし,とてもサインとかもらえる雰囲気はなかった.

そのうち,当時UWFでブイブイいわしていた,
プロレスラーの前田日明氏が,
安生氏と宮戸氏を引き連れて会場に登場し,
会場は異常な盛り上がりに.
(実は会場の人数は意外に少なかったけど)
サンボの技をプロレスの技と比較しながら
解説を行った.
(受けは安生氏だったと思う)
確かこれはすごく短い時間で終わってしまって,
残念に思ったことを覚えている.

私はひとりで興奮しまくっていたのだけれど,
誰ともその興奮を共有することなく,
下宿に帰ったのだっけ.
今思うと,かなり可哀想な学生だったのだなぁとため息.

今日は久しぶりにビクトル投げでも
練習してみようかしらん.
いやいや,今の身体では,
ちょっと危なそうである...
身体能力の衰えを感じてさらにため息...

2010年7月15日木曜日

辺境にいて

境界にいる人に憧れる.
本流には含まれず,境界にいて,
それでいて本質を外していない人に憧れる.

新しいことはいつも
中心ではない境界から始まる.

人がやらないことをやりたい.
それでもちゃんと世界に
コミットすることをやりたい.
そういう思いが最近強くある.

辺境にいて,
自分の役割を果たす人でありたい.

もう一度繰り返す.

新しいことは,中心ではない
境界から始まる.

境界を越えることも時には必要なのだ.
そんな勇気をもちたい.

2010年7月14日水曜日

寝坊は仕事からの逃避の証か

今日は不覚にも寝坊をした.
寝坊しよう(あるいは寝坊してもいいなぁ)と思って
寝坊したのではなく,
全くの不意打ちで寝坊をした.
こんなことは最近珍しい.

起きてキッチンに行く途中,
私を起こしに来る途中の子供にあった.
心配して来てくれたらしい.

昨晩もいつもくらいの時間に
眠りについた.変わりはない.
ただ目覚まし時計をかけるのを
忘れてしまっていた.
これが失敗だった.

しかし,いつもならば
私は目覚ましが鳴る前に目を覚ますのである.
なのに今日はぐっすりと寝過ごしていた.
そんなに疲れているとは思っていなかったけれど,
意外に疲労が蓄積しているのかも.

ゴルフの日には早起きができるとよく話しに聞く.
(私はゴルフは全くやらないのだけど)
頭のどこかで楽しみがあると知っているならば,
ちゃんと起きることが出来るのだ.

となると,私は仕事を楽しみだと
思っていないのだろうか.
う~ん,自信がない.

先日読んだ雑誌に,理工学系の研究者ふたりの
対談があったのだけれど,
寝る前に,このままずっと目が覚めなければいいな,
と思って寝るのだそうである.
そうすれば,あの仕事をやらずに済む,
と思うのだそうである.

私はそんなふうには思わないなぁ.
しかし,朝起きることができないのは,
実は現実逃避なのかも.
仕事がゴルフと同じくらい楽しいと思えるように
精進します(繰り返すけど,私はゴルフはしませんが).

#気づけば,スケジュールがピンチである

2010年7月13日火曜日

人間距離

「人間距離」...「じんかんきょり」と読む.

先日,読んでいた雑誌に「扇谷正造」の名前を見つけて,
ふと,この人に何度か会ったことがある,と思い出した.

もちろん,個人的に知り合いということではないけれど,
数度ほど近くで見たことがある.
たぶん,数言くらい会話をしたはずである.

私は大学時代,ある企業(リクルート)の
奨学金をいただいていた.
その奨学金のための面接試験があり,
確かそこで初めて面接官のひとりであった扇谷氏を見た
(はずである.よく憶えていないけど).

「VAN」とは何か?
と面接試験で尋ねられたのだけれど,
それが扇谷氏からの質問だったかどうかも覚えていない.
(このとき,私は全然「VAN」の意味がわからなかった.
服のブランドかと真面目に思った(笑).
答えは,「付加価値通信網,Value Added Network」)

しかし,彼の姿は今でも覚えている.
黒ぶち(?)の眼鏡の奥からのぞく鋭くて,
でも優しそうな視線.
短めの髪は,白いものが多かった.
後日,奨学金の祝賀パーティーなどで
ご一緒した際に,間近に見る機会があったのだ.
(たぶん少し会話もしたような...)

そのパーティーの際の扇谷氏のあいさつに
紹介された言葉が「人間距離」なのである.

「車間距離をとる」とはよく聞くけれど,
「人間距離をとる」とは聞かない.
しかし,人と人との付き合い方は簡単なものでなく,
微妙な距離を保つことが車の運転同様,
世の中を渡っていくのに肝要だ,

とのお話だったと記憶している.
たぶん「人間距離」というのは扇谷氏の造語だと思うのだけれど,
奇妙な言葉だったので,今でもそのお話はよく覚えているのだ.
彼の姿はもうずいぶん記憶も薄らいでいるというのに.

最近,メールやブログなどの普及で,
人付き合いの距離の取り方がますます
難しくなっているような気がする.
顔をあわせない付き合いは,
相手が見えない分,どうしても手探りのところがある.
それらが主たるコミュニケーションとなっている学生の
苦労を思うと,つくづく今の時代,
若者でなくて良かったと思ったりする.
そして,25年近く前の扇谷氏の言葉が,
変わらないどころか,ますます重みを増していると感じるのである.


実は雑誌の記事で初めて扇谷氏が「週刊朝日」の
名編集長であったことを知った.
いやはやなんと私は世間知らずなのだろう,と
あらためて今,恥ずかしく思ったのである.

2010年7月12日月曜日

荒れた週末に読書を.「考える人 2010年夏号」

選挙が終わり,ワールドカップが終わった.
兵庫の天候は非常に荒れていた.
週末が終わった.

この週末は大変体調が悪く,
とにかくぐったりしていた.
どうも風邪を引いた影響らしい.
二日間,横になっている時間を
多くとれたおかげか,
(土曜日は11時間も寝た!)
今日は少し身体が楽になった.
まずはやはり体力なのである.

週末,少しゆっくりできたので,
雑誌をちょっとの量,読む.

「考える人 2010年 夏号」.

今回は特集として村上春樹氏の100ページ近くの
ロングインタビューが掲載されている.
インタビューは3日間にわたって行われていて,
とにかく量が多い.
週末は1日目分だけ読んだ.
それだけでも十分な読み応えである.

しかし,本屋に行って驚いたのだけれど,
この雑誌「考える人」が平積みされていた.
そんな光景,今までに一度も見たことがなかった.
それもそのはず,今号はなんといつもの5倍の
増刷を行ったそうである.
(いつもは2万部くらい?)

実は,今回は品切れも予想して,
私はこの雑誌を予約していた.
メールマガジンで,今号の特集を知り,
早速入手が危ういと思って書店に行ったのだ.
しかし,こんなに潤沢に供給されるならば,
全然問題なかったなぁ.
(コミック「ガンガン」7月号の話があって,
少し焦ったのかもしれない.
しかし,さすが新潮社,ヘマはやらない)

とにもかくにも,村上春樹人気なのである.
「1Q84」がそれだけ売れているということなのだろう.
そしてロングインタビューにも,その核心に
触れるような話が出てくる.
売れることを予想するはずである.

そして,私は「1Q84」を読んでいないのである(笑).
文庫本になるまで待とうと思っているのだけれど,
ここまでくると心が挫けそうになる.
やっぱり読みたいなぁ...

「考える人」はユニクロのお抱え雑誌であるけれど,
なかなか面白くて,1400円という価格のため,
誰にでもおすすめできる雑誌であるとは言えないのだけれど,
もっと注目されてもいいのではないか,と思う雑誌である.
私は毎号買っているのだけれど,
それなりに価格だけの価値はある雑誌だと思う.

今号をもって,これまでの編集長が辞められるそうである.
(村上氏とのゆかりもあって,はなむけとして,
今回のロングインタビューが実現したのだろう)
次号からどのような紙面になるのか楽しみである.

最後にひとこと.
最近,望む「幸せ」というのが,
「週末ゆっくりと本を読むこと」,になってしまった.
なんて小市民な...と思う.
思うけれど,やはりそれが「幸せ」なのである.
図書館で,またいくつか本を借りてきた.
そのうちどれだけ読めるかわからないけれど,
生活に楽しみがあるって,いいことだ.

2010年7月9日金曜日

なぜいま西原理恵子なのか

先日,所用のため早めに帰宅したら,
子供たちがテレビを一生懸命見ている.
放映されていたのはアニメで,
画風が柔らかめになっているけれど,
西原理恵子氏のマンガに似ているなぁ,と
思ったら,なんとほんとに西原氏のマンガ,
「毎日かあさん」だった.
彼女のマンガがこんな時間に
放映されているなんて!とびっくりするとともに,
日本の視聴者の成熟に感心する.
(20年前にはこんなアニメ許されなかっただろうに)

そういえば,最近西原氏の作品が
続々と映画化,テレビドラマ化されている.
つい先日には,小泉今日子,永瀬正敏の共演で(!)
「毎日かあさん」の映画化が発表された.

この前は「パーマネント野ばら」,
「いけちゃんとぼく」あたりが映画になっていたし,
今日からは「この世で一番大事な「カネ」の話」が
テレビドラマとして放映されるらしい.

しかし,なぜ今,西原氏なのか.
私ももちろん彼女の作品は大好きで,
「まあじゃんほうろうき」なんて,
大学時代(だったかな?),麻雀マンガ雑誌で
(たぶん近代麻雀ゴールドかオリジナル?)
いつも楽しみに読んでいた.
(あの頃,マンガ雑誌という雑誌を多数読んでいたなぁ)

彼女の作品の魅力は,ギャンブルなどに堕ちていく
ダメ人間の姿が,本当に人間臭く,そして悲しくて滑稽に
描かれているところである.
もちろん,せつない作品もたくさんあって,
最近文庫化された「ぼくんち」なんて,
ぜひ読んで欲しい.
読んでいて胸がつまるとは,
こういう切なさをいうのだろうとシミジミ思ってしまうのである.

そこに描かれる人間,生活は
決してワインや宝石に彩られたものではなく,
「しょうがないなぁ」と思いつつも愛着を感じる
私たち庶民のものである.
(西原氏はワインが大好きみたいだけれど)
悲惨な状況(好きになった女の子が薬のやりすぎで
泡吹いて死んでしまうとか,あるいは好きになった女の子の
家庭が暴力で大変な状況であるとか)でも
笑いと優しさを忘れることのない,
芯の強さが彼女の作品にはある.

こうやって書いてみてもまた作品が読みたくなる.
そして彼女が描く人間の強さみたいなものが
いま求められているのかも.

彼女のブログも楽しくて,ついつい見に行ってしまうくらい.
今後も彼女の作品がどんどん人気がでればいいなぁと
私は密かに思っているのである.

#しかし,毎日かあさんの内容はいったいどんなものなのだろう.
子供たちが見ていて大丈夫なのか,少し心配(笑)

2010年7月8日木曜日

効果的な名刺整理法はないものか

名刺の整理法には以前から頭を悩ましている.
一体どのようにしたらスッキリとかつ効率的に
整理できるのだろうか?

名刺をもらい始めた頃,
いただいた名刺は名刺ホルダーに入れて,
所属あるいは五十音順に並べて整理していた.

しかし,この方法では,

・一度にもらう名刺が多いと整理が困る
・人の名前にしたがって,順番を変えるのが面倒くさい
・名刺の数が多いと整理できなくなる
・古い名刺の区別ができず,いつまでたっても捨てられない

などの欠点がある.

いろいろ試してみた結果,
今はただ,もらった名刺を時系列に並べて
箱に入れているだけである.
超整理法と同じ原理である.
いつごろもらったかさえ,ぼんやり覚えていれば,
目的の名刺を見つけることができる.
また古い名刺を捨てるのも比較的容易である.
この方法の欠点は,

・目的の名刺を探すのに,少し時間がかかる
・名刺を探した後,また時系列順に名刺を並び直し,
 また箱に入れなおすのが面倒くさい

などであるが,現状この方法で満足している.
というのも,本日夕食の際に,
同僚の先生方ともこの名刺の話題になったのだけれど
(といっても,私が話題をふったのだけど)
名刺の必要性が昔に比べてずいぶん低く
なっているからである.

すなわち,交流がある多くの方々とは
メールのやりとりをしており,だいたいメールには
所属や連絡先が書かれたSignatureが付いているから
それを見れば多くの場合,用は足りるのである.

名刺が必要となるのは,その人の肩書きを
調べるときである.
メールの署名には,部長などの肩書きが
書かれていることが少ないのだ.
そのときは,名刺を参考にするのだけれど,
この目的では,古い名刺は役に立たないという
ことになる.
(肩書きは変わってしまうから)

ということは,名刺はとりあえず一定期間
保管しておけば,その用は足りるということになるのだ.

昔は,ローロデックスに憧れたけれど,
よく考えると,あれだって整理は大変だし,
机の上におけば結構なスペースを取ってしまう.
そしてなにより値段が高い.
(現在の名刺を整理している箱は,
100円ショップのものである)

スキャナとOCRで取り込むのもいいけれど,
A4サイズの大きなスキャナは嫌だ.
最近は,紙自動送り方式のコンパクトなスキャナがあるから,
あれならば行けるかもと密かに思っている.
(A4の紙のpdf化も楽だし,本の自炊もできるだろうし)

名刺専用のスキャナもキングジムなどからも
発売されているけれど,キングジムのものは,
独自ファイル形式でのデータ管理であり,
PC上での編集作業はできないようだ.
(なぜそんな風にしたのだろう?もったいない.
もしかして出来るかもしれないけれど)
そしてなにより価格が高い.

最近読んだ記事によれば,
一生に交換する名刺の数はおよそ4000枚だそうである.
全部スキャナ+OCRで取り込んだとしても,
大したデータ量にはなるまい.

価格が安くなったら,
あるいは個人的にスキャナを購入したら,
ぜひ電子的な名刺管理にチャレンジしたいものである.





2010年7月6日火曜日

残された人たちのために

本日は,先日突然お亡くなりになった同じ専攻の
准教授の方のお葬式があった.
実は,その方は私とほぼ同時期に企業から
大阪大学に移られてきた方で,いろいろと私もご相談
させていただいていた.
あまりにも若く,突然の逝去に言葉もない.
式でも残されたご家族を見ていることができなかった.
心よりご冥福をお祈りいたしたいと思います.

こうしてみるとやはりお葬式は,残された私たち,
生きている人のために行われるのではないかと思う.
私たちが,私たちの心の中にある故人の姿に
区切りをつけるために(もちろん,そんなに
簡単にできるものではないのだけれど)
行うものなのだ.

私個人としては,葬式も戒名も不要だと思っていたけれど,
もしものことがあったときには,残された私の家族のために
葬式を行う必要があるかもしれないと思った.
このような儀式は,まだまだ私たちが頭で考えて理性的に
どうこうできるものではないのだろう.

2010年7月5日月曜日

Train me!

もう少しで,またひとつ仕事にケリがつく.
なんとか前進しているようである.

さて,先々週の国際会議のときに感じた
疲労感よりようやく回復しつつある.
そして,そのとき以来,自分にあるリソースを
今後いかに使っていくか,ということが
ひとつのテーマとなっている.

そのなかで,自分の心と身体を使役するという
考え方が,なかなかに面白い.
久しぶりに,どこかの金脈を探り当てた感じである.

自分の身体を自分の言うことを聞くようにする,
これは自分の身体に対する調教であり,躾であり,
すなわちトレーニングである.
そうやってトレーニングすることによって,
自分の能力を,自分の目的にあわせて
チューニング,そして向上させていく.
これは一般的なトレーニングの概念に他ならない.

しかし,心についても私は現在,同様に
トレーニングをしているような感覚にある.
すなわち,心が集中するように,あるいは
飽きないように,時と場合に応じて静謐を守るように,
心もしつけているのである.

「自分」が「やらなければいけない」と思うことによって
行うことについては,そこには心理的なハードルが存在する.
しかし,「自分」ではなく,「自分の心」を使役する,
トレーニングする,という観点からは,
自分がつらいことをやらなければならない,という考えは薄く,
むしろ,「使役する」という一段上の立場で物事を
考えることができるようになるのである.
自然,心理的なハードルは低くなる.
そして,私の中では,これがずっとうまく機能しているのである.

それでは,自分の身体だけでなく,
心までも使役するものとは何か?という問題が生ずる.
「自分」とは「心」ではないのか.
それよりも上位の概念が存在し,それが私を使役しうるのか?
なかなかに興味深い問題である.
けれど,今はそんなことをじっくり考えている暇はない.
残念ながら.

とりあえず,今は自分の心と身体をトレーンングしていくという
考え方が,また自分に新しい展開を与えてくれているように思う.
「心」とは違う「私」という概念がなにかはわからないけれど,
とにかく「心」もしつけてくれているのである.
私自身ではなく,私をトレーニングする.
だから,
Train myself.
ではなく,
Train me.
なのだ.

このままうまくいけば,
私という人間ももう少しマシになるだろう.

2010年7月1日木曜日

生活のリスタート

いやぁ,全然仕事が終わんない.
風邪をひいたらしく,頭痛がしてシンドいのだけれど,
仕事はやらねば.
今日はこのへんで切り上げて,
明日またやることにしよう.

今日は韓国の方がいらっしゃって,
おみやげに人参エキスの栄養剤を置いていって
いただいたので,学生と一緒にいただいた.
実は身体にうまく効いているのかな...
(学生たちはイヤイヤ飲んでいたけれど.
まぁ,私が無理やり飲ませたわけなんだけれど)

とにかく集中力は体力である.
体力がなければ集中は続かない.
それを最近イヤというほど
身にしみて感じる.

しかし,先週の反省から,
自分のこの限られた能力をもって,
自分を制御し,諸事に対処していくことを,
(結局歳なのだから)引き受けていこうと思ってからは,
ずいぶん心情的にも楽になったし,
日々の暮らしにハリが出てきたような気がする.
武道とはこうあるべきか,とも思う.

とにかく,いい感じ.
これで自分をハンドリングしていこう.
ようやくリスタートができたようだ.