2010年12月1日水曜日

新しい手帳に予定を書き込むことは,未来をけずること

新しい手帳を使い始めた.
この5年程度,「ほぼ日手帳」を使っていたのだけれど,
今年は「ほぼ日手帳2011 Weeks」に変更.
最近は,ほぼ日手帳のように1日1ページの
分量を書き込むということが無くなって,
スケジュールの確認だけになってしまったので,
「Weeks」で十分なのである.

この「Weeks」は今年発売になったものなので,
使い勝手がどのようになるのか,
未知数なところがあるけれど,
とりあえず,クリーム色の紙がいい感じ.
ほぼ日手帳シリーズは紙が薄いし,
書きやすいし,それがこのWeeksでも踏襲されている.
ここがまず気に入っている.
またレビューも書く機会がいつかあるかも.

しかし,新しい手帳は気持ちがいい.
自分の未来が白紙であるかの
錯覚を起こさせてくれるからだろう.

養老孟司氏が,予定が書き込まれた未来は,
もはや未来ではない,と言っていたそうだけれど,
全くその通り.
すでに,12月,1月,2月...と次々と
月間スケジュール表にイベントが書き込まれて,
その多さにうんざりとする.
私に空白の未来は,すでに無いのだ.

予定を書き込んでいくたびに,
自分の未来を削り込んでいく.
悲しくなってくる.

ハッピーなイベントは見当たらない.
あぁ,来年も暗い一年になりそうだなぁ.

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