2011年1月17日月曜日

CDの売り上げの落ち込みを知っていることが,大学入学に関係するのだろうか

センター試験が終わった.
受験された方,そして運営(準備,監督など)に関わった皆様,
ご苦労様でした.

さて,昨日,新聞に掲載されていた
「現代社会」の問題を見ていると,
出題者もたいへんだなぁ,とつくづく思う.

今年の問題のひとつに,
最近のCDのシングルやアルバムの売れ行きが
落ちている話題が取り上げられていて,
データを見ながら,適当でない記述を
4つのうちから1つ選ぶというものがあった.

いや,苦労しているなぁ.
現代社会ともなれば,時事の問題を取り込まなければ
ならないというプレッシャーがあり,
しかし,まだ論点が定まっていないようなことを
出題してはいけない,という束縛がある.

したがって,今回のように事実から
答えを導き出すような苦肉の策が取られるのだけれど,
いったいこの問題が解けたとして,
どんな学力が計られているというのだろうか.
表に示されたデータから,正しい事実を読み取る力は
もちろん試されているけれど,
CDの売り上げが落ちている問題について
知っているということが,「一般常識」として以外で,
大学に入学するために必要なのだろうか.
ちょっと疑問である...

同じく出題された著作権の問題については,
これからの社会でたいへん重要なことだから,
それは良いと思うのだけれど...

しかし,問題作成者の苦労も思いやられるのだけに,
「はぁ~」とため息をつきたくなる.
こうした問題を解かなければならない学生の
気持ちになっても,「はぁ~」である.

「現代社会」というのはそもそも,
どういったことを学ぶ目的の教科だったのか,
そこらへんから,もう一度調べてみたいと思う.

#企業への入社試験にはもってこいの
問題だと思うのだけれど

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