2011年2月9日水曜日

この世界に確かなことがある.歴史が教えてくれた...人は殺せる,ということだ

今朝,ラジオからニーノ・ロータの
「ゴッドファーザー 愛のテーマ」が流れてきて,
それを耳にして以来,
今日は朝から,気分(だけ)はドン・コルレオーネである.
(アル・パチーノのマイケルではなく,
ロバート・デ・ニーロのヴィト・コルレオーネでもなく,
やっぱりマーロン・ブランドのドン・コルレオーネなのだけれど)

最近,「ゴッドファーザー」シリーズを観ていないことに
気づいて,無性に観たくなる.
(実は,PART IIIは一度も観たことがないのだし)
コッポラ(もちろんお父さんの方)は,このシリーズを
監督しただけでも映画史に名を残す価値がある.

ゴッドファーザーシリーズは人生がBitterであることを
表現した実に傑作シリーズで(PART I&II),
それを実感させる名セリフが
あちらこちらに宝石のように散りばめられている.

しかし,今日思い出したのは,
もっと殺伐としたこのマイケルのこのセリフ
(PART IIだったかな)

「この世界に確かなことがある.
歴史が教えてくれた.
...人は殺せる,ということだ」


"If anything in this life is certain
- if history has taught us anything
- it's that you can kill anybody."

(ウェブでこのセリフの原文をさがしてみた.
ちょっと日本語とニュアンスが違う)

このセリフは,岡田准一主演の
ドラマ「SP」の中でも出てきたので,
覚えている人もいるかもしれない.

なんという非情な言葉だろう.
映画の殺伐とした雰囲気が良く出ている.
マイケルはあんなに優しそうな若者だったのに,
映画の最後には,悲痛な顔をした
組織のボスになっている.
大きな格を感じさせたドン・コルレオーネとの
時代の違いを感じさせる.
う~む,そう感じるさせるだけでも
この映画が名作であることを証明しているなぁ.

私が憧れるのは,やはり
悲しみを背負ったマイケルではなく,
人のあたたかみさえ感じさせるドン・ヴィト・コルレオーネなのだ.

あぁ,ゴッドファーザーが観たい...
頭の中に愛のテーマが鳴り響いている.

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