2011年6月13日月曜日

パイレーツ・オブ・カリビアンに「怒りの日」が流れる

先日,1~2年ぶりに映画館に行った.
この数年は,映画を観るのはほとんど
海外出張中の飛行機内か,
テレビで放映されるものばかりだったので,
少しワクワクする.

子供たちを連れて観たのは,

「パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉」.

子供たちのために吹き替え版を観たのだけれど,
観に行った映画館では,吹き替え版は3D版しか
用意されておらず,結局眼鏡も購入して,
ひとり400円増しの料金で観ることになった.

とはいっても,映画自体は3Dである必要は
ほとんど無く(こちらに向かって剣を突き出す
シーンは何回かあったけれど),
これだったら,2Dで安く観ることができたらと
少々残念だった.

映画の内容自体は...
まぁ,パイレーツ・オブ・カリビアンのファンであれば
許容される面白さだったのではないかと思う.

私としては,バルボッサの格好良さにも惹かれたけれど,
なんといっても,ペネロペ・クルスの美しさが
魅力の映画だと思う.
このヒロインの力で映画を最後まで観ることができた.
(確か彼女は,撮影中に妊娠が発覚したのではなかったかと
思うのだけれど,アクションもよかった)

その他は,最初に出てきた人魚.
確かスーパーモデルだったはず.
人間離れしている美しさ,だった.

あと,私が気がついたのは,
物語のクライマックス.
主人公たちの運命が決定されるそのときに
BGMで流れていたのは,あの「怒りの日」の旋律だった.

「怒りの日」というのは聖書に出てくる最後の審判を
表した旋律で,もともとはグレゴリオ聖歌らしい.
ベルリオーズの「幻想交響曲」やオネゲルの交響曲でも
用いられるほど有名なので,耳にすれば,
あぁ,あの曲か,と思われる人も多いだろう.

そして,この映画においても,
運命が決定されるとき,後ろでこの音楽が
流れていたのである.
やっぱりキリスト教の文化なのである.
(ちなみに音楽監督は,Hans Zimmerらしい)

ということで,思わぬところにニヤリとして
映画を観ていたわけであるけれど,
少し疲れたというのも正直な感想.

どうも私は映画館で映画を長時間観るには,
少し歳をとりすぎたらしい...

採点は,
★ x 3.5 (5個が満点)

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