2011年9月27日火曜日

百歩神拳

先日,ある人に武術の稽古の秘訣だと
思われることを書いた紙一枚をいただいた.

その内容については,いろいろと考えるところも
あるのだけれど,その書き付けの最後には,
「百歩神拳」の文字があった.
思わず絶句.
久しぶりにこの言葉を見て,うれしくなった.

私の記憶が確かならば,
私が初めてこの言葉を知ったのは,

「マカロニほうれん荘」(鴨川つばめ,秋田書店)

の登場人物である膝方歳三(「トシちゃん」)が
実は中国憲法の使い手で,彼が
離れた敵(つまりは,総司か,きんどーさん)に
対して使うギャグである.
そう,これは手を触れずに
相手を倒す技なのである.

伝説によれば,深い井戸の水面に向かって
突きの稽古をしていると,
いずれ水面に波が立つようになり,
その後威力が増していくと,
相手が離れていても突きで倒すことが
できるようになるのだという.

気功の一種であると思われるが,
この伝説は確か「闘将!ラーメンマン」,いや
「キン肉マン」にも紹介されていたかもしれない.

現実にはどうか,といえば,
新体道の青木氏が以前「遠当て」と呼ばれる
離れた相手に影響を及ぼす技法を公開したことがあるが,
それは,物理的な威力ではなく,
どうも意識の同調を利用して倒すような技のようであった.

やってみればわかるのだけれど,
実際には,拳の直前に置かれたろうそくの火を
消すことさえも相当に難しい.
それが百歩離れたところなど,とてもとても...

しかし,いただいた武術の秘訣には
その言葉があった.
実はまだよく読んでいないのだけれど,
「百歩神拳」の言葉に懐かしさを感じ,
うれしくなってしまったのである.
しかし,今はめっきりこの言葉を使う人は
少なくなったよなぁ.
(というか,この技自体知っている人が少ないし)

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