2011年9月28日水曜日

スマートグリッド,現場と世間の温度差

今日から3日間にわたって開催される
電気学会 電力技術・電力システム技術合同研究会に
参加するために,梅田に行く.

私が今日聴いたのは,蓄電池応用のセッション.
もちろん,風力・太陽光発電のために蓄電池を
使って電力の変動を抑えたり,電力のピークを削ったり,と
今後スマートグリッドを進めていく上で,
必要不可欠な研究なのだけれど,
ちょっとマスコミでの取り上げられ方とは温度差がある.

マスコミや,ネットでよく見かける自然エネルギー推進派の
議論の勢いでは,今日か明日にでも,
そうしたスマートグリッドの技術が実現しそうだけれど,
実際には技術的課題は山積しているのである.

現場はそれを分かっている.
期待をされているのは分かっているのだけれど,
解決しなければならないことはまだまだたくさんあるのだ.
もちろん研究者としては粛々と研究を進めるしか
できることはなく,鋭意努力を続けているわけだけれど,
世間との温度差は少し悲しい.

まぁ,自然エネルギー推進派の方々は技術的には
非常に楽観的な見通しを持つ人が多いので,
今後,予算が投入されれば近いうちに解決されると
いうのだろう.
ちょっと無責任な感じもする.

とにかく,電力は今もっとも期待されている技術分野の
ひとつであることは間違いなく,追い風も吹いている.
世間の風当たりが強くなる前に,どこまで研究開発を
進めておけるか.
それが私たちが今覚悟しておかなければならないことだろう.
いずれ返りの風が吹く.

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