2011年10月26日水曜日

玄き月に思う

とにかく忙しかった.
それもなんとか昨晩で一段落した(?)ので,
ブログも復活.

今日は近況を.

まず,iPhone 4Sを手に入れた.
これは,素晴らしい.
CLIEなどのPDAを使用していた頃が遠い昔に思われる.
これさえあれば,ひとまず用が済む端末に仕上がっている.
見た目が美しいのも気に入っている.
(ケータイの野暮ったさはあまり気に入っていなかったので)

ケースも買った.
moshi の iGlazeというもので,
背面が黒,サイドが銀色のもので,
これも最小限のカバーとなっていてうれしい.
このカバーはAmazonで通信販売で購入したのだけれど,
コンビニで支払い,受け取りができるので,本当に楽である.
世の中,本当に便利になってきた.
(ケースの色については,うちの奥さんからは
平々凡々だと酷評されたけれど...)

実は,iPhone 4Sは40半ばのオジサンには
いろいろ手に余る高機能ぶりなのだけれど,
気長に使いこなそうと思っている.

次に,昨日気づいたこと.
大学の吹田キャンパスの近くには,
岡本太郎の「太陽の塔」で有名な万博公園がある.
そこには,ホテル阪急エキスポパークというホテルが
あるのだけれど,そこで昨日,今日と
将棋の竜王戦の第2戦が行われていた.
結果は,渡辺竜王が丸山九段を破って2連勝とのことだけど,
会場解説なんて行って聞いてみたかったなぁ,と思う.
入場料は1000円なのだけれど,有名な棋士が
多く見られたかもしれないし...
一度そうした雰囲気を味わいたかった.
いけなくてちょっと残念...

さて,最後に月の話.
今日は新月ではないけれど,ずいぶんと月が冥い.
新月は明日あたりだろうか.
以前にも書いたけれど,月は死と再生の象徴である.
新月の暗黒は,次のなにかが生まれ出づるための混沌である.

暗さは玄さである.
玄とは,老子も言うとおり無から有を生み出す状態であり,
玄牝は生命の誕生を司る.
玄武も黒.
混沌とした暗黒は,誕生の光を次に迎えるための
前段階なのである.

現在の暗さに絶望してはいけない.
それは再生を迎えるための積極的な死なのだろう.
月はそれを教えてくれる.


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