2013年7月19日金曜日

松田龍平演じるミズタクを好きにならない女の子なんているんだろうか?

週末なので,ブログの話題も軽いものに.

最近ハマッているテレビドラマといえば,なんといっても「あまちゃん」で,もう何十年かぶりに毎朝放映を観ている.こんなことは,斎藤由貴の「はね駒」以来ではないだろうか?(古)

もう「あまちゃん」は,世間的に大ブームでここで私があらためて書くこともないのだけれど,今週の放映を観てどうしても書きたくなってしまった.それは,松田龍平演じる「水口琢磨」(ミズタク)の格好良さについてである.

なにがどうって,とにかく最近彼がカッコいいのだ.45歳を過ぎた私のようなおじさんが言うのもなんだけれど,すごくカッコいい.昔ながらの二枚目の格好良さではない,清潔でもない,ニヒルでもない,新しい魅力的な男性像を作りだしている.

なにが今までと違うって,まずミズタクは笑わない.無表情である.何を考えているかわからず,一見クールである.しかし,冷淡に見えるのは外見だけ.実の中身は,主人公アキちゃんが驚くほど熱い.これまでもその感情の熱さはところどころに現われてきた.しかし,今週の,田舎に帰省したまま東京に帰ってこないアキを連れ帰るために北三陸にやってきたときのエピソードで放出された熱量といったらどうだろう.もうこの私でさえ,メロメロになるようなものだったのだ.

連れ戻す前,東京でアキ宛に吹き込んだ留守電のセリフもいい.留守電の録音時間が切れて新しくメッセージを残すたびに「水口です」と,感情的な言葉の間に律儀に名前を入れていく(観ていない人には全然わからない話ですみません).そこに垣間見えるミズタクの性格がいい.

また,アキの家に来て,アキが留守電を聞いていないことを知ってアキを叱るところの言葉の使い方もいい.セリフは倒置法で,感情が先走るため,短く言葉が繋がれていく.そして,その難しいセリフを自分のものとして話す松田龍平が本当に素晴らしい.

さらに,役を自分のものとするということでは,ミズタクのファッションもいい.決してかっこつけた服装はしていないのだけれど(スーツはしわしわ,ネクタイも曲がっている,コートもしわしわ),どれもがミズタクのものとしてふさわしく,それらがひとつひとつカッコ良く見えてくるから不思議だ.彼の部屋着も単なるスウェットの上下だったりするのだけれど,彼の長い手足に良く合っていて,こちらもすごくカッコ良く見える.まぁ,ミズタクは松田龍平が演じるからカッコ良くなっているわけなのだけれど(私が同じ格好をしていたら,単なる不潔そうなオジサンでしかない),その松田龍平の役作り,彼の醸し出す雰囲気に惚れ込んでしまうのである.あの松田龍平演じるミズタクを好きにならない女の子なんているんだろうか?

とにかく,今週のミズタクはすごかった.
こうして私がくだらないブログ記事を書いてしまったくらいである.
でも,あの格好良さが気になって気になってしょうがないのだ.

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