2015年1月3日土曜日

今年は,「鍛錬」をテーマとする

今年の私のテーマは「鍛錬」としたいと思います.

すなわち,心技体すべてを鍛えるということです.

身体を鍛えることの重要性は昔から言われています.身体に適切な負荷を与え続けることにより能力は向上し,健康になっていきます.これはトレーニングを行うことによって実現できます.長年の課題であるダイエットもこれによって実行できるはずです.

次は,技を磨くことです.仕事でいうと,これはスキルにあたります.やはり歳を重ねるにつれて新しいスキルの習得に時間がかかるようになり,挑戦するのが億劫になってきます.私も確かに時間を確保するのも難しくなり,細かいことに時間をかける余裕がなくなってきたように思います.これをぜひ克服したい.そして,さらにこれまで習得してきたスキルの速さと精度をあげていきたい.そうした努力をしたいと思っています.

また技といえば芸ごとです.池波正太郎の小説によれば,その昔「芸」といえば「武芸」を指していたそうで,その芸を磨くことを目標にしたいと思います.実は,武術にはそれほど力は必要なく(力が必要な技は私の目標とするところではありません),むしろ心の状態が肝要となってきます.すなわち技を磨くということは心のあり方を磨くことであり,それは日々の稽古からしか実現できません.とはいえ,道場に毎日通うわけではありません.昨年,私が長年ご指導をうけている師範から「道場に来ている時間は,たかだか2時間しかない.しかし一日は24時間.残りの22時間でも工夫をしなければ,絶対に技は身につかない」との教えをいただきました.すなわち道場の畳の上だけの稽古では全く足りず,日常において心のあり方を稽古せよとのことです.これを今年のテーマとしたいと思います.

さて,最後は心です.感情などの心のあり方は技の稽古において鍛えることができます.私がここで目標としたいのは「脳」の鍛錬です.脳にも適切なトレーニングが必要なのだと思います.脳のトレーニングは明確な(例えば数値的な)目標を挙げて,努力し成果を測ることが難しい.だからこそいままで疎かになっていたと考えています.集中力も,雑務処理能力も,そして研究に必要な発想力でさえも,地道で基礎的な脳へのトレーニングがあってこそなのだと最近考えるようになったのです.年齢とともに明らかに脳の働きは落ちていますが,脳に適切かつ明確な負荷を与えて鍛えていきたいと思っています.

鍛錬を継続するには,時間を確保することがなにより肝心です.それを実行するのに必要なのは「覚悟」なのだと思います.そのうえ,身体のトレーニングはともかく,技と脳のトレーニングには時間の確保は不必要です.「覚悟」さえあれば,いますぐにでも実現できることです.

千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす

この言葉を忘れぬよう精進していきたいと思います.

#今回はカタいなぁ...

徳島でハンバーガーを食す OSAFUNE BURGER

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