2017年4月17日月曜日

空手に先手なし

「空手に先手なし」という言葉は,空手を稽古している人なら聞いたことがあるだろうと思う.しかし,これがどれだけ難しいことか,少しでも武術を稽古しているものであればよく身にしみてわかっていると思う.

相手に攻撃させて,それでいて勝つなんて相当技量に差がなければ不可能である.できることならば「先の先」が一番楽である.相手がこちらを攻撃しようとした気配を感じて,相手に先んじて相手を撃破する.それができれば一番安全である.

しかし,「後の先」となると,相手の攻撃を外さなければならない.これが本当に難しい.相手が素人ならばともかく10年も武術を稽古している人であれば,自分の身が安全な状態で相手の攻撃を外す,あるいは防ぐことなんて,これがとてもとても難しい.ましてその相手が刃物の一つでも持っていたならば,それを避けてさばくなんて私には到底不可能である(もしもマイク・タイソンが私を攻撃してきたとしたら,その第一撃以下を避けることはほとんど不可能だろう).

だからこそ「先手なし」ということが尊いのである.「空手に先手なし」ということは,そこまで空手の技量を高めよという教えなのだと考えられる.言うは易く行うは難し.やればやるほど,その難しさを思い知るのである.

#しかし,個人的には,人 vs 人であれば,「後の先」の方が有利である可能性があると思っている.ただし,それでも相手の第一撃を避ける技量があってこそだけれど.

#翻って「専守防衛」を標榜するどこかの国の防衛力を思う.実戦経験もないのだから,「専守」なんてそんな実力があるなんて信じられない.私は全く期待していないのである.

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