2018年4月3日火曜日

準備がすべて

私が稽古している合氣道から学んでいることは技に限らず数多くあり,それは人生に関する大きなことから,日常全般に通じる非常に身近なものまであるのだけれど,今日は私が特に大切にしている言葉について書いてみたいと思います.

合氣道の師範から教えていただいたのは
「段取り八分」
という言葉です.つまり物事がうまくいくかどうかは準備をどれだけ万全にしているかによる,ということです.別の言い方をすれば,
「成功は準備がすべて」
ということになります.この言葉は日本ラグビーでワールドカップで奇跡の南アフリカ戦勝利を導いたエディ・ジョーンズ氏も述べています.

私はこの言葉を座右の銘としたいと考えているのです.

準備の大切さについては,いろいろな人が言い及んでいて,たとえば楽界の帝王であったヘルベルト・フォン・カラヤンも,「リハーサルが十分にできない演奏会ほど苦痛なものはない」と述べているし,プロ野球選手のイチローは「準備は言い訳をしないために行う」というような意味の言葉を残しています.結果について言い訳をしないために,100%の努力をするわけです.これができる人がプロフェッショナルということなのでしょう.

シェイクスピアも実は同じことを戯曲「ハムレット」の中でハムレットに言わせているらしいです.

"The readiness is all" (Hamlet)

400年以上も前から真理は不変なのです.なにに対しても準備を怠らず,言い訳することなく生きていきたいものですね.

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