2022年12月31日土曜日

2022年はなんて運が悪かったんだ!

 2022年は私にとって過去類を見ないほど運が悪いことが起こった。

1月:奥歯が割れて抜いて,部分入れ歯のお世話になった。

4月:足を剥離骨折。

4, 5月:盲腸で開腹手術。入院でゴールデンウイークがつぶれる。

8月:台風の影響で福井の高速道路が通行止めになり,敦賀で折り返して長野経由で長岡へ帰る羽目に。

そして12月,携帯電話が壊れて新品取り換え。。。

その他,鳥のフン被害や車の修理もあったし,訪ねた店が事情で休業なんてことも本当にびっくりするほどの頻度で起こった。

昨晩だって,「かつや」に閉店1時間以上前に行ったのだけど,肉と御飯がなくて,ヒレカツとメンチカツとエビフライしか提供できないと言われてショック。次の店では,すでにラストオーダーが終わっていたし(長岡は閉店時間が早いのだ),雨の中,車であちらこちらをさまよって,結局スーパーの弁当で終了。こんなことがしょっちゅう起こっている。神社で引いたおみくじも相当驚いたものだったし。

たぶん車の運転のときの信号のタイミングと一緒で,赤信号に引っかからずに進むことができるかどうかはほんのちょっとの差で決まるように,こうした運の悪さもほんのちょっとの違いで運の良さになるのかもしれない。これまでの人生,そのちょっとの差が良い方に転んでいたのだろう。それが,潮目が変わった。これからの人生は,そうした流れの中で生きていかなければならないのかもしれない。

私が初めて就職した際に,研究所の所内報に載せた言葉を今またかみしめて来年を迎えたいと思う。

天薄我以福、吾厚吾徳以迓之。

天労我以形、吾逸吾心以補之。

天阨我以遇、吾亨吾道以通之。

天且奈我何哉。(菜根譚より)

天が私に福を薄くするならば私は徳を厚くしてこたえよう。

天が私を身体で苦労させるならば私は心をリラックスして補おう。

天が私の境遇を行き詰まるようにするのであれば私は我が道を貫こう。

そうすれば天は私をどうすることもできなくなるだろう。

同じ言葉だけれど,自分が年をとったためか,あの若いころとちょっと感じ方は変わっている。


♯「運が悪い」と感じるのは,そう思うバイアスがかかっているから,そうした事象を特別に記憶してしまっている,とは思うのだけれど,そうしたことを考えても今年はひどいことばかりが起きた…

2022年12月4日日曜日

ジョン・ウィック:とにかくキアヌ・リーブスがカッコいい,アクション映画の金字塔

 もう12月に入ってしまった。2日には初雪が長岡でも降った。いよいよ冬本番である。

相変わらず毎日が忙しい。どうにもならない状況で,努力も実らない状態がずっと続いていると,心の元気が減ってくる。合氣道の稽古もできないとなると,どうやって気分を落ち込ませないように維持するか,工夫が必要になってくる。

そこで,気分をスカッとするために,久しぶりにアクション映画

「ジョン・ウィック」(監督:チャド・スタエルスキ,主演:キアヌ・リーブスj,2014年)

を観た。やっぱりいいなぁ。少しは気が晴れた。

ジョン・ウィックの良いところは,まずその物語の設定である。殺し屋組織(主席連合と呼ばれる)があり,中立・安全地域として「コンチネンタルホテル」があり,誓印をめぐる特別な関係や金貨,そしてルールがあったりして,それだけでワクワクする。そこへ引退していた伝説の殺し屋が妻との思い出のために復讐するというストーリー。たまらない。

次に良いところはそのアクションである。Gun-Fuと呼ばれる銃撃戦とカンフーを組み合わせたような格闘・戦闘シーン。カンフーとは言いながら,実際は,「柔道」,「合氣道」,「空手」などを組み合わせた技術となっていて,日本の格闘技をやっている人であれば,「おーっ」と声をあげてしまうのである。もちろん,銃撃戦も派手で,一体何人殺しているのか,その数だけでも他のアクション映画とは一線を画している。

とにかくキアヌ・リーブスがカッコいいのだけれど,撮影の頃は年齢が50歳直前くらいと考えられるから,彼にとっても相当アクションがハードだったのではないかと思う。この映画のクオリティまで高めるためにどれだけの訓練を積んだのかと思うと,私も元気が出てくる。

この映画の欠点は,最後のファミリーのボスとの戦いのダサさであると私は思う。結局,徒手の殴り合いやナイフの切り合いになってしまっている。そこで使われる技術も,他の戦闘シーンに比べるとかなりチープである(まぁ,相手役が激しいアクションに耐えられないだろうとは容易に予想がつくけれど)。しかし,しかしである。もっとスマートにガンファイトで戦いを終えることはできなかったのかと思う。

しかし,その欠点を差し引いても,この作品は「ボーン」シリーズ同様,アクション映画の金字塔の一つであることは間違いないのである。なので評価は当然,

★★★★★(星5点満点で5点!)

シリーズ4作作られるほどの傑作だけれど,どうも日本では知名度が低いような気がする。アクション映画のみなさんにはぜひ観てほしい映画である。

#ウィレム・デフォーが珍しく味方側の親友を演じている。そのことにびっくり。そしてその老け方にも少し驚いた

#ジョン・ウィックが乗る車は,車好きにはたまらないクラシックスポーツカーであって,最初に乗っている車は,フォードのマスタング1969年式。かっこよすぎる!どうも特別仕様のマッスルカーらしい(BOSS429?)。「ブリット」といい,この頃のマスタングはかっこよくて憧れてしまう…

マンガ、アニメ、ゲームの擬人化に思う(3)~刀剣乱舞~

 以前、京都の名刹「大覚寺」を訪れたときに、玄関に男の子のポップが立っていて大変に驚いた。だって、「大覚寺」みたいに格式の高い寺社にアニメのポップが立っているなんて!ご朱印帳も以下のとおりである。 御朱印帳も膝丸エデション 「霊場」という言葉に不似合いな感じもするけれど... で...