2022年9月10日土曜日

ゴーストバスターズ:アフターライフ

 「ゴーストバスターズ」に,続編「ゴーストバスターズ2」ってあったの?全く覚えていない。いやただ観ていないだけなのかもしれないけれど。とにかく第1作は面白かった。あの当時(1984年)80年代のふざけた,イケイケな雰囲気がよく出ている。

その後,女性たちがゴーストバスターズになって活躍するリブート版があったのだけれど(3作目にあたる),どうも継子扱いされているらしい。ゴーストバスターズの本流に含めてもらえず,今回紹介する「アフターライフ」が第3作目ということにされていて,出演者たちが苦情を言ったとか。私は,これは観た。確かにあまり面白いとは思わなかったのだけれど(すみません),少しヌケているイケメン役でクリス・ヘムズワース出ていて,これがずいぶん良かったのを覚えている。事務の仕事には役立たずなのだけれど「目の保養」として雇われていて,クリヘムの魅力が全開。アメリカのマッチョなハンサムというステレオタイプの役を演じている。私が彼のファンになったきっかけの映画である。このクリヘムを見るだけでもこの作品を観る価値があると思う。

さて,本題。今回の「ゴーストバスターズ:アフターライフ」(2021)はどういう立ち位置かというと,本流の設定を継いだ正式な続編ということになる。正式な続編ということになると1,2作で主要な配役を演じていたハロルド・ライミスがすでに亡くなっているから,どうなるのかと思ったら,本作で冒頭亡くなってしまった。今回の主人公の女の子はこのハロルド・ライミスの孫という設定である。その他の主要な役者は今作でも出演しているから同窓会的に,それはそれで楽しいのだけれど(ダン・エイクロイドってまだ生きていたんだ!),ストーリー的には少し”パンチが足りない”(死語。アフターライフだけに(死後)…)。結局,魅力的なその孫娘の冒険譚と家族の和解という映画となっている。私はもう少し悪ふざけしたコメディを期待していた。ゾンビーランドみたいな。まぁ,それはそれで良いのだけれど。個人的にはビル・マーレイが相変わらず駄目な男を演じているのがいい(エンドロールの後も見逃さないで!ゾンビーランドもエンドロールの後のオマケで彼が出ていたけれど)。彼はいろいろと悪評がついてまわるけど,私は好きだな。クズ男が。

ということで評価は星3つ(満点は星5つ)。観ておいて損はないけれど,見逃したらもったいない,と思うほどではないという感じ。

#ちなみに監督は第1作,第2作を撮った監督の息子。この映画の撮了後にお父さんはなくなってしまった。


2022年9月3日土曜日

アーク・カラヤン広場

 お盆を過ぎて朝晩はすっかり涼しくなった。7月のあの酷暑が懐かしく感じられるほどである。

今週は,電気学会産業応用部門大会が上智大学で開催されていたので,しばらく東京に滞在していた。ホテルは六本木だったので,久しぶりにアークヒルズまで足を伸ばしてみた。まだ学生だった20年ほど前にはコンサートを聴きにしばしばサントリーホールを訪れていたけれど,東京を離れてからはすっかりご無沙汰である。近くの森美術館に「アンディー・ウォーホル展」に来た覚えがあるけれどそれももう7~8年前のこと。だからサントリーホールに足を運ぶのは20年以上ぶりなのかもしれない(入り口の前に行っただけだけれど)。

サントリーホールの前には,カラヤンの名前がつけられた広場がある。サントリーホールを建設するときにカラヤンがいろいろと助言したとか,このホールで演奏した際に音の綺麗さに感激して「宝石箱のようだ」と話したとか,そういった所縁で名前がつけられたのだろう。カラヤンが音響が素晴らしいとお墨付きを与えたホールとなれば,世界的にも評価が高く有名になったことだろうし。

今回六本木を散歩するにあたりGoogle Mapにカラヤンの名前を冠した広場を見つけ,そういえばそんな名前の広場になったんだっけと思い出し,フラフラと訪れた。夜の六本木はそれはそれは綺麗で,いつも越後長岡の歓楽街しか知らない(それも私はほとんど訪れないのだけど)私にとってはドキドキする街だった。

六本木の交差点

そしてサントリーホールとカラヤン広場。美しい建築だなと改めて思う。多くの外国人の人たちがあちらこちらのテーブルでアルコールを片手に歓談している。やっぱり東京だ,と思う。

次回来るときは,ぜひホールの中に入ってコンサートを聴きたい。そんな大人の余裕が時間的にも経済的にも(!)欲しい…

カラヤン広場のプレート

アーク・カラヤン広場

サントリーホールの入り口


ネットの書き込みは年寄りばかり

SNSというのは大変面白い。たとえば、テレビでは番組に対する視聴者の反応がわからなかったものが、今ではコメントが書き込まれることによって反応をいくぶん知ることができる。あるいはXなどへの書き込みによって、リアルタイムで感想がタイムラインにあふれることになる。そうした双方向性、即時...