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準備がすべて

私が稽古している合氣道から学んでいることは技に限らず数多くあり,それは人生に関する大きなことから,日常全般に通じる非常に身近なものまであるのだけれど,今日は私が特に大切にしている言葉について書いてみたいと思います. 合氣道の師範から教えていただいたのは 「段取り八分」 という言葉です.つまり物事がうまくいくかどうかは準備をどれだけ万全にしているかによる,ということです.別の言い方をすれば, 「成功は準備がすべて」 ということになります.この言葉は日本ラグビーでワールドカップで奇跡の南アフリカ戦勝利を導いたエディ・ジョーンズ氏も述べています. 私はこの言葉を座右の銘としたいと考えているのです. 準備の大切さについては,いろいろな人が言い及んでいて,たとえば楽界の帝王であったヘルベルト・フォン・カラヤンも, 「リハーサルが十分にできない演奏会ほど苦痛なものはない」 と述べているし,プロ野球選手のイチローは「 準備は言い訳をしないために行う」 というような意味の言葉を残しています.結果について言い訳をしないために,100%の努力をするわけです.これができる人がプロフェッショナルということなのでしょう. シェイクスピアも実は同じことを戯曲「ハムレット」の中でハムレットに言わせているらしいです. "The readiness is all" (Hamlet) 400年以上も前から真理は不変なのです.なにに対しても準備を怠らず,言い訳することなく生きていきたいものですね.

2018年のエイプリルフール

昨日(4月1日)に書いた内容 は, かなりしょっぱかったですが,エイプリルフールの冗談です.THDで髪の縮れ具合を話す女の子なんていくらなんでもいません. 来年こそもっと素敵なウソがつけるよう「ウソ道」に邁進いたします. これまでのエイプリルフールのウソ 2018年4月1日 髪の毛のTHD 2017年4月1日  パワーエレクトロニクス・ソフトスイッチング技術に関わる二法則 2016年4月1日  地球を利用した無線電力伝送システム 2011年4月1日  パワエレの系統 2010年4月1日  電力の産地指定購入 2009年4月1日  人間の共振現象 2008年4月1日  夜中の台所にて,パワーエレクトロニクスの音色に耳を澄ます

髪の毛のTHD

ある一部の専門分野の特別な用語が一般で使用されるようになった例はいくつもある. たとえば,刀剣に関わる言葉だけれども「反りがあわない」とか,「切羽詰まる」なんて普通の人も使っている.「鎬を削る」なんて言葉ももはや一般化していると思われる. 同様に,電気の世界の専門用語が一般化されていくこともあるかもしれないと思う出来事があった. ついこの間のこと.ある電気の学会で女の子同士の会話が耳に入ってきた. 「朝から髪のTHDが高くって...」 THD? それって,電圧や電流の波形が正弦波からどれだけひずんでいるかを示す指標のことか?とピンと耳をそばだてた. THDとは,Total Harmonic Distortionの略語で,総合ひずみ率のこと である.パワーエレクトロニクスなどの分野では普通に使われる指標で,この値が低ければ低いほどなめらかな正弦波に近いということを示す. すなわち,その女の子は自分の髪の毛が朝から思い通りに真っ直ぐにならず,ちょっと縮れていたということを言いたかったのだろうと思われる.たぶん外を歩くには,THDは5%以下が望ましいのだろう. とにもかくにも珍しい言葉の使い方だなぁとは思ったのだけれど,同時にこの専門用語が一般化することはあるまいとも思ったのである. #つづきはこちらへ