2023年6月24日土曜日

波よ聞いてくれ,小芝風花の魅力

 今期は「波よ聞いてくれ」というドラマを楽しみにしていた。先日,最終回を迎えてしまったけれど,深夜の疲れた頭で見るにはちょうどよいコメディだった。主演は小芝風花。彼女のコメディエンヌとしての才能にはずっと前から注目していた(私が注目したところで,なにも変わらないけれど)。

私が最初に彼女を知ったのは,もちろん「魔女の宅急便」だと思うのだけれど,NHKの朝ドラ「あさが来た」で成長した姿にびっくり。そして,同じくNHKのドラマの「トクサツガガガ」でそのコメディエンヌとしての魅力にメロメロ。「美食探偵」でも素晴らしい演技だったし,深夜ドラマの「妖怪シェアハウス」ではコメディの才能全開だった。このドラマは映画まで作られている。「霊媒探偵・城塚翡翠」では,髪型が変わってさらに大人っぽく。そして今回のドラマでは金髪の擦れっ枯らしの役。着々とキャリアを積んでいる(「貞子DX」でも主演だったけれど残念ながら未見)。

特に今回素晴らしかったのは,主人公はラジオDJで,ひとつも噛まずにマシンガントークを繰り広げるところ。大量のセリフを流れるように,そして突き刺さるように,話していた。「ミナレ」というすれっからしの主人公が,シャベりの天才だということを見ている私たちに納得させていた。どれだけの練習が必要だったのだろう?長いセリフと超絶の早口。それでいて感情が入っている。彼女の俳優としてのポテンシャルを感じさせる。これからも応援していこう!

ということで,「波よ聞いてくれ」の続編を期待したい。次の小芝風花のミナレを心待ちにしている。

#「波よ聞いてくれ」の登場人物の一人の名前が「シセル光明」というのだけれど,名付けのセンスが秀逸だと感心。

#「波よ聞いてくれ」は漫画のドラマ化らしい。アニメ化もすでにされている。その原作者が「無限の住人」と同一だったことにびっくり。

2023年6月17日土曜日

カフェにて

 最近,このブログは行きつけのカフェで書いている。毎週のようにこの場所でコーヒーを飲みながら,誰も読まないであろうブログ記事を書くのを楽しみにしている。

さて,このカフェは町外れにあるけれど,なかなかおしゃれなので客には若い人が多い。女性同士,男女の二人組。もちろん私と同じくらいの年齢の女性同士の客もいるけれど,圧倒的に若い人が多い。彼らはオシャレをしてくるので,ユニクロの私は彼らに申し訳なくなる。

机に向かってブログを書いていても,彼らの行動,会話が目に,耳に入ってくる。それが微笑ましいこともあるし,なんともいえない気持ちになることもある。

たとえば,女性のグループがやってくると,まず注文したラテなどを机の上において写真を撮ることが多い。こだわりを持つ人が多いのか,椅子に座るまでずいぶんと時間をかける。いろいろな写真を撮る角度を試してようやく満足して席に座る。5分以上も時間をかける人が多いのではないだろうか。インスタのためにご苦労なことであると微笑んでしまう。いいなぁ,平和で。

聞き耳をそばだてるわけでないけれど,ついつい話の内容を聞いてしまうこともたびたびである。若い男女は,こちらの身体がムズムズとかゆくなる会話をしている。男性のカッコつけ話が気持ち悪いし,女性の男性に本心を明かそうとしないギリギリのラインの会話も聞いていてつらくなる。でもそれが若い二人の恋の駆け引きなのだろう。私にとっては,気持ち悪さが我慢できなくなるけれど。

先日は,結婚相談所の面談がこの場所で行われていた。話が筒抜けになるので,場所を選んで欲しいと思っていたけれど,女性の担当者が若い男性の相談者と会話していろいろと聞き出しているのは,勉強になった。私も他人事ではない。

昔,ユーミンが歌のネタを探しにファミレスに行って聞き耳を立てているという都市伝説があったけれど,こうしたカフェにいると確かにいろいろな情報が耳に入ってくる。まぁ,世の中から隔離しがちな私としては,世間を知るという意味で勉強になるのだけど。

2023年6月4日日曜日

キャンパスのヤマボウシに気づく。そしてGoogleの画像検索に感心する

 学内を歩いていて,キャンパスに植えられている木に白く地味な花が空に向かって,しかしたわわに咲いているの目にした。とにかく花の数が多い。驚いて近づいていってみたのだけれど香りもあまりしないし,私の目も悪いので花の真ん中にある緑の部分の構造もよくわからない。しかし,花の数があまりに見事なので調べてみたいと思った。

キャンパス内のヤマボウシの木

そこで思い出したのが,Googleの画像検索。テレビのCMどおりであれば,写真を撮って検索すればすぐにわかるはず,と思い,花の写真を撮って検索する。

検索したヤマボウシの花の写真

そうしたら即座に検索結果が表示され,それが「ヤマボウシ」であることを知る。その花の名前を知ったことより,画像検索の素晴らしさに感心した。どうやって類似画像を検索しているのだろう。そしてその類似画像を有するWebページを選択して表示しているのだろう...?

ヤマボウシの花のように見えるものは,実際は花びらではなく,花は中心部の緑っぽい部分らしい。そんなこともGoogle検索は教えてくれた。私が大学生の頃,こんなツールはなかったから,このヤマボウシの名前を知ることはほぼなかっただろうと思う。素晴らしい世界になった,と思う。

以来,Googleの画像検索をいろいろと試している。もちろん画像の文字抽出,翻訳機能も。たいへん優秀だ。調べればすぐに情報に辿り着くことへの批判もあることは承知しているけれど,それは人間側の問題。正しい情報に辿り着くことができるこの世界は本当に素晴らしい。世界は確かに変わってしまった。(情報が正しいかどうかについての判断はますます難しくなっているが)

2023年6月3日土曜日

Smart Bandを新調する

 最近,Smart Bandを新調した。私がSmart Band (Activity tracker) を使い始めてこれで3台目である。

1台目は5年ほど前の購入だっただろうか。どこのメーカもよく覚えていないものだったけれど,一日の歩数を測定するだけでなく,心拍数も24時間測定できて感動したものである。少なくとも毎日の生活で健康を気にすることが増えた。ただし,価格は5000円以下のもので,その測定精度についてはかなり疑問的だった。

しかし,Smart Bandを使うことの素晴らしさには感激したので,1台目のバンドが切れたところで(最初は絆創膏などでつないで使っていたのだけれど…),2019年頃2台目に買い替えた。それがHonor Band 5というSmart Bandで,HonorというHuaweiのサブブランドのものだった(Huaweiブランドではその頃,Smart Bandを販売していなかったのではないかな)。歩数,心拍数のトラッキングも素晴らしかったのだけれど,睡眠の測定が格段に素晴らしかった。

睡眠の測定とは,入眠と起床時刻の他,熟睡期間,浅い眠りの期間,レム睡眠期間,そして起きていた時間などが翌日に時系列データとして確認できる(心拍数や身体の動きなどの変化からわかるらしい)。私はGarminのスマートウォッチも腕につけたまま寝ているけれど,2つのデータを比べるとHonorのほうがずっと時間分解能が高く,信頼性が高いように思えた。睡眠の質について点数をつけてくれて,よりよい質のためにアドバイスもくれる。私は睡眠に問題があるので,このトラッキングはたいへん助かる。

そして今回の3台目のHuawei Band 8(Honor Band5の後継器。Huawei Band 6, Band 7の次の機種)。最初の設定に少し躓いたけれど(メッセージが通知されなかった),現在は設定が済んでうまく動き始めている。このBand 8は,これまでのモデルよりも睡眠のトラッキングの精度が向上しているのだという(アルゴリズムが良いらしい)。その上,睡眠中の寝言などを自動的に録音してくれる機能もついている。その他,種々のライフシグナルをトラッキングすることで,よりよい生活をするようにアドバイスもしてくれるようになっている。これが,1万円以下のデバイスの機能なのだから本当に驚かされる。

もちろん,ランニングやウォーキングなどのワークアウトにも対応していて,走った距離,心拍数,歩数,ペースなどちゃんと記録してくれる。スマホと一緒に持ち歩けば,走ったコースも記録される。消費カロリーなどもチェックできるので,ウォーキングのあとに数値を見てニンマリしている。

今困っていることは,私はGarminもつけているので(こちらはBody Batteryという機能が捨てがたい。またGPSがついている),左手にGarminのスマートウォッチ,右手にBand 8がついていて,これからの半袖の季節,目立つことになり恥ずかしい。両手首に腕時計ということでKeisuke Hondaか?と言われるけど,まぁ,誰も私になんて注目していないからどうでもよい,と思ってつけている。

驚くのは,私が購入したものは3台とも中国製ということである。この1万円以下の価格帯のSmart Bandでは,HuaweiかXiaomiがダントツに機能に優れている。私の健康データは中国に送られているのだろうけれど,まぁ,それも仕方がない。健康のためになにかをはじめてみようとお考えの方には,Smart Bandをぜひおすすめしたい。

ネットの書き込みは年寄りばかり

SNSというのは大変面白い。たとえば、テレビでは番組に対する視聴者の反応がわからなかったものが、今ではコメントが書き込まれることによって反応をいくぶん知ることができる。あるいはXなどへの書き込みによって、リアルタイムで感想がタイムラインにあふれることになる。そうした双方向性、即時...