「軽く説明します」にモヤッとする理由。言葉の『軽さ』と品のなさ
最近気になる言葉遣いに, 「軽く説明します」 というフレーズがある。学生たちのプレゼンなどを聴いていると,このフレーズがあたり前のように使われているのだけれど,私はそのたびに少し「イラッ」とするのである。 もちろん意味がわからないわけではない。「軽く」という形容詞は,たぶん「簡単に」とか「短く」などという意味で使われているのだろうけれど,「説明」の内容自体が「軽い」ようにも意味が受け取れて好ましくないように思っている。どうも「 品がない 」ように感じてしまう。 同じように「品がない」と感じてしまうのが,「パーセント」を「パー」と短縮して説明することである。こちらもかなりの頻度で聞く。たとえば,"6%"を「ロッパー」などと読むのである。学会でもそのように話す人がほんとうに多いから,今では違和感を感じる人が少ないのかもしれない。でも,私の個人的な感覚ではやはりこの短縮は「下品」に感じられるのである。 研究室の研究進捗報告会などで,学生が「軽く説明します」などというと,「軽く?」と嫌味っぽく,たしなめることも多いのだけれど,あまりピンときていないようである。そもそもそうした話し方に上品も下品も感じないのだろう。 以前にも この題材で記事を書いた ことを思い出したのだけれど,それはもう17年も前らしい。17年経った今も、私の感覚は変わっていないらしい。