ECCE2026で訪れたバンクーバー:移動の快適さと、観光地としての素朴な疑問
パワーエレクトロニクスに関わる世界最大の国際会議ECCE2026に参加するため,バンクーバーを来訪した。 今回は成田空港からバンクーバーまでJALの直行便で行ったので,入出国手続きのデジタル化もあって,移動は本当に楽だった。またどこに行っても日本語対応があったので安心して過ごすことができた。近年まれに見る海外移動の安楽さだったといえる。バッゲージロストの心配もほとんどないだろうし。海外の空港で乗り換えがないというのがこんなに安心,安楽だとは思わなかった。 バンクーバーの街はそれなりの大きさがあって,商店街も充実し,ショッピングを楽しむには良い街だろうと思われた。しかし,その他の観光資源はなんなのだろうと首をかしげる街でもある。 確かに港があって景観は美しいし,港内では水上飛行機の発着が頻繁に行われていて目を楽しませてくれもする。そしてバンクーバーオリンピックのレガシーもあって,見学するべきところも多そうに思うけれど,実際には「ぜひ見るべき」ものというのはないような気がした。 国際会議会場のコンベンションセンター付近を歩いてもなにも見つからない。オフィス街でスッキリしている。昼でも歩いている人は比較的少なかった。 唯一面白かったのは,ガスタウンにある蒸気で動いている時計で,15分ごとに汽笛が鳴り,毎正時にウェストミンスター寺院のものと同じ音階のチャイムがやはり汽笛で鳴らされる。内部は振り子で動いているのだけれど,鉄球をチェーンベルトで上まで持ち上げて転がり落とすようなガジェットもあって目を楽しませてくれる。最近観光名所を作るための機械時計としてできたらしい。その周囲には人だかりができていたけれど,ガジェットを楽しむだけの装置である。 中華街の方へも足を伸ばしてみた。中華街は想像よりもずっと大きく,10ブロックぐらいあるのではないか。しかし,正直治安は悪い。ドラッグやホームレスの問題があるのは一目瞭然で,歩道には倒れている人があちらこちらで見られるし,注射器の針も見つけたりした。昨年のECCEはフィラデルフィア開催で結構危険を感じたけれど,今回のバンクーバーの中華街はあまりおススメはできない。 バンクーバーへの航空便では,日本の中学生の修学旅行生に遭遇した。他の会議の参加者からも別便でも高校生の団体を見かけたと話を聞いた。しかし,バンクーバーの街を歩いてみて,...