出張帰りの疲れた脳に効く。映画『お買いもの中毒な私!』に見る王道ラブコメの処方箋
海外出張の時に観た映画の感想のつづき。今回は最後にみた「 お買いもの中毒な私! 」(2009)について。ときどき私はこうした日本ではあまり話題にならなかったあるいは公開されていないラブコメをみることがある。特に海外出張の復路で頭が疲れ切っているときには,こうしたあれこれ考えなくて楽しめるコメディ作品が私を癒してくれる。 今回の作品は,欠点をもつヒロインが運よく人気者になるのだけれど,失敗をして反省し,人生をやりなおすという,まさにアメリカのラブコメの王道ストーリーである。 買い物依存症であるヒロイン(もちろん金髪)がひょんなことから経済雑誌の記者となり,適当に書いたファッションの記事が経済に関するユニークな記事と評価され,人気者になっていく。しかし,人気の絶頂期に自らの借金問題が暴かれ,またルームメイトの親友を裏切ることになってしまい,人生のどん底に落ちる。そこですべてを告白し人生について多くのことを学び再度やり直すお話。 少しボケているけれどヒロインに恋してしまう隠れ御曹司やケンカはするけれどヒロインを許してしまう優しい親友,そしてヒロインを奈落の底に落とす借金取り,と定型の登場人物たちが主人公を取り巻いて話を進めるので,出張で疲れ切った私の脳も安心して観ることができた。2009年の作品だけれど,現在だったらYoutubeのショートドラマになっていそうなヒロインの成功物語である。 正直手放しですべての人におすすめはできないけれど,出張帰りの疲れた脳に,あえてこういう王道のベタな物語で癒されたい人にはよい暇つぶしの2時間弱になるだろう。