五感に合わせた対話テクニック
人には,優先的に用いる感覚(モーダル)があるという話をした。また視覚,聴覚,触覚(体感)を優先する人の会話には,使用する言葉に特徴があることも話した。(※ 前回の記事の続きです ) 人とのコミュニケーションにおいては,相手がどのタイプのモーダルを優先的に使っているかを判断することも,良いプレゼン・説明をする際に有効なテクニックである。 例えば相手のリーディングモーダルが視覚であるならば,「どのあたりが見えにくいでしょうか?」とか「見通しがつくのは1週間後です」など,視覚に関わる言葉を使って会話を組み立てたりする。このようにすることによって,相手も理解しやすいように説明を進めることができるのである。 もちろん,対話によるコミュニケーションはこのテクニックだけでなく,複数のテクニックを適宜使用して,良好な関係を築くようにする。人はそれほど単純ではないのだ。 では,多人数を相手にする講演などの場合にはどのようにすればよいか,となるけれど,各モーダル向けの言葉を含めるのである。全方面に対応した言葉のトッピングの「全部乗せ」をするのである。 ただし,私がこれらのテクニックを駆使しているかというと全然そんなことはない。そんな駆け引きをする対話よりも,心のままに自由に言葉を紡いでいくような対話こそが理想だと思っているからである。 ※このあたりの話はNLPなどが詳しいと思う。