マイクログリッド導入のメリットは
仕事は山積しているのに, 睡眠不足で頭痛がひどい. 昨日はサッカー中継を見なければよかったと反省. あぁ,どうしよう... ところで今日は,Ernest Orlando Lawrence Berkeley National LaboratoryのDr. Chris Marnay氏が 来学されて,マイクログリッドに関するレクチャーを 行ってくれた. 世の中,スマートグリッド流行りで, マイクログリッドという言葉の影が薄くなったような 気がするけれど,マイクログリッドは スマートグリッドの重要な一要素であって, 今後も変わらず注力して研究を進めていくべき 課題である. マイクログリッドというのは,種々の分散電源 (太陽電池,風力,燃料電池,ガスエンジンコジェネ, ディーゼルエンジンコジェネ等)を組み合わせて, 局所的な電力ネットワークを構成し, それを(通常一点で)バルクの電力系統に継続した システムで,マイクログリッド内で電力変動等を うまく調整することによって,バルク系統に影響を 与えず,出力が不安定になりがちな自然エネルギー 発電を導入していこうというものである. 通常自然エネルギーの変動による電力変動は バッテリなどの電力貯蔵装置によって補償されるから, マイクログリッド内の電力の品質,信頼性は 一般的に高いものとなる. もちろん,バルク系統が停電に陥っても, マイクログリッドは自立して運転を継続することができ, 特に供給信頼性の向上が期待できる. 今後も自然エネルギー発電の大量導入が促進されていく のであれば,マイクログリッドは不可欠な研究であるといえる. 本日のレクチャーを聞いて思ったのは, マイクログリッドの費用対効果の評価は難しいということである. マイクログリッドにすれば確かに電力の信頼性は向上する. しかし,電力の信頼性は一意には決まらない. 実際のところ,コストをかければかけるほど (電力貯蔵装置や補償装置を導入すればするほど) 電力の信頼性は向上する. では,どこまで向上すればよいのか? そしてその信頼性向上は,かけたコストに十分見合う ものなのか. その評価をどのようにして行うべきなのかが なかなか見えてこない. ユーザが求める電力の信頼度も, その場合,場合によってまちまちである. なので,各ユーザに合わせたマイクログリッドの設計が求められる...