テレパシストが大嫌い
<まだまだ自分の好き嫌いを書いていくシリーズ,続きます> 私はテレパシストに会ったことがある. その人はこう言った. 「みんなそう思っていますよ」 (暗に「おまえの考えがおかしい」と言っている) そういうことを言う人には,私はとりあえず「へぇ~」という顔をしてあげる.だって,他人が思っていることがわかると言っているのだから,その人は超能力者なのだと自称しているのだ.そうでなければ,自分の意見を通すために,あるいは私を批判するために,ずいぶんと浅薄な根拠をあげているにすぎない,たいへんにイタい人でしかない.だから私は,相手が本当にテレパシストであったとしても,イタい人であったとしても「へぇ~」という顔をしてあげるのだ. そもそも,まず「みんな」って誰のことを言っているのかわからない.どういうカテゴリーに含まれている人たちを想定して「みんな」と定義しているのか.まさか世界中の全員を言っているわけではあるまいし,そのテレパシストが付き合っているすべての人と限定したとしても,相当な数である.その人たちのすべての思考を読んでわかっているのだから,本当にすごい能力である.一方,超能力者でないのであれば,知性を疑うような言葉である.「みんな」がそう思っていると自分が思い込んでいるだけでしかない.その主張は,かなりイタい. 「XXちゃん(子供の名前)のことは,すべてわかるんです」 と言う親にも会ったことがある.その子供はすでに成人してずいぶん歳をとっていたけれど. この場合,自分の子供だから読心できるのだろうか?もしも本当にそんな超能力者の親だったら,その子供は絶望的に不幸だと思う.だって親からの逃げ場がないのだから.少なくとも自分は嫌だ. 一方,こんなことを言った親が超能力者でないとしても,全くその子供は不幸である.あまりに親がイタすぎるのだ.「すべてわかる」ということは,子供の言動はすべて自分の管理下にある,と言っているのに等しく,その親は大きな勘違いをしているか,その子供に対してひどい虐待をしているか,のどちらかになるのではないだろうか. 「過保護」,「過剰な管理・干渉」は,立派な虐待 なのである.ベストセラーとなった 「毒になる親 ~一生苦しむ子供~」(スーザン・フォワード著) を読めば,こうした考えを持つ親の子供がどのようにスポイルされて,...