2016年10月23日日曜日

2016年の映画鑑賞録 (2)

一年間に50本映画を観ようとする(個人的な)プロジェクト。第一弾に続き,2回目のツイートのまとめ。ツイートで短くても感想を書いてしまうと,以前のようにブログ記事にまとめようという気があまり起こらないから不思議。(記した日付はツイートした日時であり,必ずしも鑑賞した日ではない)とくかく鑑賞のまとめとなっている。さあ,いってみよう!

25.
スペクター
2016年5月28日
「スペクター」を観た。壮大なオープニングから始まる物語。今回はMI6チームの中で007が一番落ち着いている。MもQも良かったけれどボンド・ガールのレア・セドゥが一番いい。CのA.スコットはシャーロックのモリアティ役の人。D.クレイグのシリーズの中で最もスパイ映画らしいかも。

26.
ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション
2016年5月28日
「ミッション・インポッシブル/ローグ・ネイション」を観た。最後までスリリングな展開で楽しめた。トム・クルーズは相変わらず全力でアクションしている。そして役のイーサンは相変わらず女に甘い。J.レナーの存在が話に広がりを与えている。A.ボールドウィンは頭の堅いCIA長官役にぴったり。

27.
キングスマン
2016年5月29日
「Kingsman」2回目鑑賞。強烈な社会批判。上流階級だけでなく下流に対しても厳しい。そして感違いしている正義への冷笑。全てを笑い、スノッブは皆死んでしまう。残酷な殺戮がロックにのって行われるのが印象的。音楽も素晴らしい。真のKingsmanとは何か考えさせらせる大傑作!

28.
ボーン・アルティメイタム
2016年6月8日
「ボーン・アルティメイタム」を観た。シリーズの中で一番スタイリッシュな印象。ボーンの超人ぶりが少し気になったけれど、とにかくカッコいいので許す。CIAの女性パメラも別の意味でカッコいい。まあ、私には他のCIAのダメ男達の方が魅力的なのだけど。次回作が待ち遠しい。

29.
エクソシスト
2016年6月8日
「エクソシスト」を観た。ホラーの古典。実話がもとで、当事者の神父に見せたところ、演出が過ぎているところもあるけれど、よくできていると言ったとか。特殊効果も古いのでそうしたシーンは怖くないけど、最初に娘が病院をたらいまわしにされて、匙を投げられるのが一番怖かった。第3作目が観たい。

30.
シャドウハンター
2016年6月12日
「シャドウハンター」ティーンエイジャー女子のための妄想映画。思慮の浅いヒロインの行動によってみんなが危機に陥るという典型的な展開。最初から腹が立って仕方なかった。クラスメイトと謎めいたハンターとの三角関係、実は自分はxxだったなど、ひと昔前の少女漫画。ただヒロインは可愛いかった。

31.
ヴァルハラ・ライジング
2016年6月12日
「ヴァルハラ・ライジング」とにかく難解。ストーリーはほとんどわからない。でも映像が何かを語るということをこの作品で知った。迫力と緊張感だけで最後までもたせている。主人公は北欧神話のヴォータン。「カジノロワイヤル」の悪役だった彼の体躯とその雰囲気が大変素晴らしい。惚れ惚れする。

32.
マイノリティ・レポート
2016年6月24日
「マイノリティ・レポート」リアリティのある未来社会が描かれていた。2002年の映画にしては良くできている。予言システムは笑っちゃたけど。ミステリアスな展開が3分の2位まで続いてすごく良かった。でも、そのあと息切れ感が…残念。そしてトム・クルーズはこの映画でも全速力で走っていた。

33.
ターミネーター:新起動/ジェニシス
2016年7月6日
「ターミネーター:新起動/ジェニシス」パラレルワールドの存在によってストーリーを巻き直しするアイデアはいい。サラは若い女性に!シュワちゃんが年老いていくのもいい感じ。笑いもあって楽しめる映画。イビョンホンが良かった。

34.
ダイバージェント
2016年7月6日
「ダイバージェント」日本でいうところの出来の悪いライトノベル。主人公に全然共感できなかった。設定も人物も掘り下げが無い。続編もあるので面白いかと思ったのだけど、私には向いていなかった。よりハードな展開を期待してしまった。ケイト・ウィンスレットが悪いおばさん役で出演。意外に似合う。

35.
死霊館
2016年7月13日
「死霊館」良作。スプラッタではない正統派ホラー。日本的な怖さに近い感じ。小野不由美の「ゴーストハント」シリーズを思い出した。あと、男女の心霊研究家という設定がXファイルに似ている。そういう謎解きの面白さがある。憑依された女性より、なにより、心霊研究家の妻の女優が一番怖かった。

36.
セブン
2016年7月23日
「セブン」日曜の早朝に観る映画ではなかった。スタイリッシュな画像にダークなテーマ。ちょうど先が見えなくなってきた頃の時代の雰囲気がよく出ている。間違いなく傑作!ブラピもモーガン・フリーマンもすごく若い。水戸の初日のほとんど客のいない映画館で初回の上映を観たことを思い出した。

37.
アントマン
2016年8月5日
「アントマン」荒唐無稽なヒーロー物語。主人公は前科者で妻と別れ、娘を愛す中年男というのが今風。大きくなったり小さくなったり自由にできればどんなことができるかというアイデアをどれだけ盛り込めたかがキモでそれなりに楽しめた。ただ虫がダメな人はダメ。そしてアベンジャーに話は続いていく。

38.
シン・ゴジラ
2016年8月5日
「シン・ゴジラ」封切2日目に映画館で観た。近年稀に見る傑作。賛否あるのもわかるがそれも魅力のひとつ。怪獣映画のこんな切り口想像もしなかった。ツイートでネタバレする人が意外に少ないことに驚いている。それだけ自分と同様に楽しんで欲しいと思っているのだ。それがこの作品の面白さの証かな。

39.
シン・ゴジラ
2016年8月20日
「シン・ゴジラ」実はIMAXで二度目を観た。初回は最後まで「ワーッ」と緊張していたが今回は少し落ち着いて観られた。とにかく傑作。批判もあって当然だけど感情的な非難はどうかなと思う。面白さを感じない人もいるとは思うけど、邦画でこのクオリティの高さは近年例がないのは認められるのでは?

40.
コードネーム U・N・C・L・E
2016年9月3日
「コードネームUNCLE」ガイ・リッチー監督のスタイリッシュなスパイ映画。私はこうしたキザな映画が大好き。あちらこちらに監督らしい演出がある。ソロ役の甘ったるい顔の俳優がピッタリ。クリヤキン役もうまい。アクションもカッコいい。観た後に元気が出る映画。特に少し年上の女子におすすめ。

41.
インシディアス
 2016年9月4日
 「インシディアス」ヒット作で期待したが微妙な観後感。なにが足りないのだろう。この残念感の原因が分からずモヤモヤしている。怖さもコケオドシ感が強い。ただし小道具の演出は素敵。人が恐怖を感じるお膳立てがよくできている。若い二人がデートで観に行くような映画かな。

42.
わたしに会うまでの1600キロ
2016年9月4日
「わたしに会うまでの1600キロ」ある女性が大自然の中をトレイルすることによって自分を見つめ直す物語。実話。安易な自分探しの旅ではなく、過去を見つめることによって考えが整理され、少しずつ自分にエネルギーが蓄えられていく過程がリアルっぽい。毎日に疲れた働く女性、主婦におすすめかな。

43.
スリーピーホロウ
2016年9月12日
「スリーピーホロウ」正統派のホラー映画。迷信と科学が混在する不確かな世界設定が素敵。T.バートンの趣味全開。J.デップが若い。C.リーもチラリと出演。そしてなんといってもC.ウォーケンの不気味さがいい。セリフは一つもないのにすごいインパクト。18人の首斬りシーンがあるすごい映画。

44.
CRIMINAL
2016年9月24日
「CRIMINAL 」ケビン・コスナーが下品な囚人役。それだけがこの映画の魅力。殺されたCIAエージェントの記憶を彼に移植して世界の危機が救われる。ケビンもいろんな役に挑戦していて大変だなと思うが、彼にはやっぱりスマートな役柄が似合う。トミージョーンズが医者役でいい感じ。

45.
キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー
2016年9月24日
「キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー」主人公はアメリカ人の理想を具現化しているが、それはしばしば組織と対立し信念と友情を優先する。今回も暗殺者は洗脳された昔の友人だがその苦悩が描かれる。彼のイノセントすぎる行動がどんな設定よりも現実離れしている。でも好き。スカヨハがいい。

46.
キャプテンアメリカ/シビルウォー
2016年9月24日
 「キャプテンアメリカ/シビルウォー」超人たちを国連管理下に置くことに反対するキャプテンアメリカ。やはり組織より信念と友情を優先している。超人全員集合でもうなにがなんだかわからない。他のウィンターソルジャーの話が中途半端。この先どうなるのか。スパイダーマンはオタクの少年で好感大。

 47.
The Nice Guys
2016年9月24日
「The Nice Guys」ダメ男大好きな私が今回一押しな映画。R.ゴズリングが腹が立つほどくだらない男を演じている。一方、R.クロウは腹の出た愛嬌ある中年オヤジ。この二人が相棒となって大事件に巻き込まれるコメディ。1970年代のカッコよさも素敵!ダメな中年男が好きな人、必見。

48.
デッドプール
2016年9月27日
「デッドプール」下品とくだらなさがいい。そして規制を受ける残酷さも。こういう作品を作ることができるアメリカの懐の深さを感じる。R.レイノルズもノリノリで演じていたのではないかな。でもこの作品ってX MENにつながってるの?他に出てくる超人二人を全く知らなかった。

49.
アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅
2016年9月27日
「アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅」中性的な女性の主人公は完全にT.バートンの趣味に違いない(今回はプロデューサだけど)。ある意味不気味な感じさえする。前作に比べると戦闘シーンが無い分、少し盛り上がりに欠けるかな。メッセージ性も薄く、まずはあの世界を楽しみたいという人向け。

50.
X MEN アポカリプス
2016年9月27日
 「X MEN アポカリプス」X MENとハムナプトラをミックスしたような話。他のシリーズ作品との時系列関係がよく理解できていないのだが、今回はなぜプロフェッサーがハゲたのかがわかる。ウルヴァリンもカメオ的に出演。やっぱりJ.ローレンスはキレイ。彼女が出ると画が締まる。


ということで,10月前に目標の50本を達成(2回観たものも含む)!
記念すべき50本目が,Xメンだったとは...
このあとも続いて映画を観ているので,この続きは第三弾で。

2016年の映画鑑賞録 (1)






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