まず頭に浮かんだのが,SuuntoのCore。映画「イコライザー」で主演のデンゼル・ワシントンがつけていて,カッコいいなぁと思っていたのである。ストップウォッチを動かしわずか19秒の間に敵を倒してしまうシーンが忘れられない。映画はPart2まで作られたのだけど,この第1作目は2014年の公開。さすがにちょっと型が古くなってしまっているのは否めない。
そもそもその先行機種のSuuntoのVectorもカッコいい。日本の映画でも何度も使われているけれど(なにしろカッコいいから),たしかバイオハザードに出てくる兵士がつけていた記憶がある(いや,かなりあいまいな記憶だけど)。やはりストップウォッチを動かし,大きな数字で時間を測るところがいいのだ。しかし,もう入手は難しいモデルである。
アウトドア系でいくとSuuntoのTraverse Alphaもかなりカッコいい。そもそもSuuntoはミリタリーなスペックをもつし,昔のSuuntoは自分でコインを使って簡単にバッテリ交換ができるのが特徴だった(まさにミリタリーウォッチ!)。Traverse Alphaもかなりハードボイルドな雰囲気でとにかく身につけたいなぁと思うのだけれど,「射撃自動検知」なんて機能まで備えられていて,ちょっと私にはオーバースペックだなぁと諦めてしまった。最近は値引きも大きく,4万円台で買えるのだけれど。
結局,私は丸型のフェイスに大きな数字が液晶で表示されるタイプが好きなのだ。
それで購入したのがGarmin Instinct。
理由は圧倒的なお得感である。安価なわりにミルスペック(低温でも動くらしい)。GPS+ABC機能+心拍数モニタ。もちろん歩数や階を上がった数,消費カロリー,その上,睡眠モニタもバッチリである。Garminの提供するアプリでいろいろな健康の指標を表してくれる(私が気にしているのは,「ストレス」(いつも高い!),「Body Battery」(いつも低い!))。自分の生活を振り返る良い指標となっている。
そして一番驚いたのがGPS。さすがGPS老舗のGarminだけあって,GPS補足までの時間がとにかく短い。精度も,GPS+みちびき+欧州とロシアのGPSということで4機を用いることができるため非常に高いのだという。スマホと連携して地図上に自分の軌跡を見ることができるのだけど,ちゃんと道の上を歩いている。ずれていない。素晴らしいと思った(というか,GPS+みちびきだけで十分だし,そういう設定になっていた)。
InstinctのバッテリもGPSを使用しなければ14日もつという。GPSを使うと14時間。これでも他のスマートウォッチよりはマシである。白黒液晶の表示画面もカラー液晶とちがってバッテリーの持ちに貢献しているに違いない。そして,その画面の視認性は非常に高い。もう他の時計に戻れないくらいである(単に私が老眼だからか)。
そしてとうとうInstinctのSolar Power版が発売されるらしい。電池容量も大きくなって,通常使用+太陽光では54日,GPS使用時では30時間もつという。SolarをつかうとGPS使用時でも38時間もつらしい。そして,米国や英国のYoutuberの紹介画面ではSpO2すなわち血中酸素飽和度も測定できるモードらしきものも確認できた(これがネックとなって日本では発売されないとかないことを祈る)。
新型の価格は,米国のYoutuberはUSD100程度オリジナルより高いといい,英国のYoutuberの紹介ではGPD350という価格が示されていた。私はオリジナルで十分なのだけれど,Solar版のおかげでこれからオリジナルの値段が下がるかもしれないとは思う。
本当はTundraというオフホワイト色が欲しかった。でもさすがに職場にはつけていくのには気が引けて結局私が買ったのは,Graphiteという黒っぽいグレイ色。でも十分にカッコいい。満足している。
#日本でも発売が発表された。INSTINCT DUAL POWER。通常モデルが46,800円とのこと。私が所有しているのはオリジナルモデルで税込30,000円以下だったので新モデルはちょっと高い。そして,新モデルにはオフホワイト色がなかったのが残念。
(バッテリーの持ち時間の情報を訂正しました7/12)
(バッテリーの持ち時間の情報を訂正しました7/12)
右:Garmin instinct 左:Huawei Honor band 5 |