11月の日曜日。合氣道の稽古の時間を間違ってしまって,午後から時間が空いた。そこで,以前から気になっていた新潟市の文化財にもなっている旧小澤家住宅に足を運んだ。
小澤家は廻船を運航し,明治以降栄えた商家とのことである。昔ながらの豪商の邸宅の佇まいが今も残されている。
| 美しい商家の佇まい |
内部は,意外に柱などが細く,ガラス窓が大きくとられていた。もちろん蔵などは立派で,かつてここに仕舞われていた道具や財などに思いをはせさせられる。また中庭がたいへんに凝ったものになっていて,主人の趣味の良さがうかがわれた。四季を通じていろいろな表情を楽しむことができるだろう。
飾られている額も,池田勇人や田中角栄(ちょうど飾られてはいなかったようだけれど)の書であって,さすが財をなすものは政治とのつながりも強いのだなぁと思っていたら,小澤家2代目,3代目当主はどちらも国会議員であった。3代目の「小澤辰男」氏は私もよく覚えている。自民党田中派だった。なるほど。。。
床の間や柱などは瀟洒な印象であるけれど,部屋の構成などは実用性も兼ね備えていて,なるほど栄えた商家というものはこういうものかと納得がいった。奥の座敷は,市民に貸し出されていて,ちょうど服飾などを出張で販売している方々がいた。単なる文化財としてではなく,市民が利用できる建物ということが素敵である。見学して損はない,素敵な建築である。おススメ。
なぜか住宅内におみくじがおいてあったので,ありがたく引いてみた。
| 引いて以来持ち歩いている「天下無双」のおみくじ |
「天下無双」と書いてあった。かなり気分をあげてくれる。
0 件のコメント:
コメントを投稿