2015年7月14日火曜日

TKの曲のおかげで,ダンスミュージックにお腹いっぱい

最近,なぜかTRFの曲を聞く機会が何度かあり,それ以来,脳内ヘビロテ.ついつい口ずさんでしまう.「EZ DO DANCE」とか,「BOY MEETS GIRL」とか,「Survival Dance」とか.いま聞いてもいい感じ.まぁ,私の感覚が古いままだけなのかもしれないけど.

しかし,あの頃の小室哲哉の楽曲ってすごいと今更ながらに思う.特にダンスミュージックの世界で果たしていた役割というのは,相当大きかったことは間違いない.あの頃,どれだけ彼の関係したCDが売れていたか.小室哲哉という人は,確かにいろいろ問題があったのだろうけれど,才能は才能としてあったことは間違いないと思う(もちろん,現在もあるのかもしれないけど).

そこで,ふと思ったのだけれど,2000年代後半から日本でK-POPのようなダンスナンバーがあまり生まれてこなかったのは,小室哲哉のせいだったかもしれないなぁ.

1990年台,私のような年代の若者は,クラブでパラパラからユーロビート,ハウスやレイブまで,それこそ浴びるように彼の楽曲に代表される音楽を聞いていたわけで,あの時代を過ごしてしまった人は,ダンスミュージックにある意味,「お腹いっぱい」という状態になってしまったのではないかと思うのである.そうすると,その後その年代の人たち(2000年台に30~40歳代の人たち)が音楽の現場に立つようになったときに,あらためてダンスミュージックをやろうなんて思わなかったに違いない.まだ日本の音楽界は,ダンスミュージックに飽きていたのではないだろうか.

もちろん,それはその年代の人たちだけであり,それより年下の若者たちは新たなダンスミュージックを必要としたわけで,そこにK-POPが入ってきたということなのではないだろうか.逆に私の年代の人たちがK-POPを聞いても,ことさらなにかを感じるわけではないということも同じ理由なのかと思う.

音楽の嗜好はこれからますます細かくなっていき,いわゆるビッグヒットは生まれにくく,難しい状況になっていくのは間違いないけれど,いつの時代もダンスミュージックは若者たちに必要とされるわけで,そのときに小室哲哉がまた,もう少し見直されることになるに違いない,なんて思ったのである.

#ダイエットのためのTRFのダンスDVD買ってみようかなどと,少し思ってしまったり...
ボーカルのYu-kiが私より年上であることを知ってびっくり

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