2019年3月25日月曜日

Blue Flower: SEKAI NO OWARIを聴いて

ラジオからSEKAI NO OWARIの新しいアルバムに収められているという曲が流れてきた.なにげなく聞いていると,それがBachの鍵盤協奏曲(ピアノとは限らず,チェンバロで弾かれることもある)第1番の出だしそのものでびっくりした.私はこの曲が大好きなのだ.特にグールドの録音が大好きで,冒頭の管弦楽と一緒にピアノが弾かれたあとピアノが強調されたパートがあるのだけど,その切込み方がカッコいいのだ.バーンスタインとの録音などもあるので,ぜひおすすめである.昔,「のだめカンタービレ」というTVドラマがあったけど,千秋がオーケストラで弾き振りするエピソードで弾いていた曲もこの曲だった.

セカオワの方は「Blue Flower」という題名らしい.こちらもなかなか抑えた感じのカッコいい曲で良い印象だった.Bachのピアノ協奏曲なんてFukaseも目のつけどころが違う.さすがドラゲナイだけある.

さて,この「Flower」という単語を見て連想する曲はいくつもあるのだけど(Flowerというグループも複数あるし),今回は「花 a last flower」がなぜか思い出された.「惡の華」というアニメのエンディングでも流れたらしい.とはいっても私はこのアニメを見たことはないのだけど.ちょっと前の前衛音楽的な手法で作られていて,聴いて気持ちよくならないようにサンプリング編集されている.でも今聴いてもおしゃれな感じがする.というか怖い感じがして心が動かされる.これも音楽の一面なのだ.

ということで,Blue flowerつながりで連想したことでした.

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