2019年9月13日金曜日

計画を立てるのが億劫な理由

私は計画を立てるのが苦手である.いや,正確にいうとちゃんと計画をして実行はする.しかし,計画を立てるのが億劫なのだ.計画を立て始めればちゃんとその作業をすすめることができるのだけれど,計画を立てるという作業に入るまでが,ハードル高く感じるのだ.

その原因を考えてみた.

自分を否定する大きな理由のひとつに,自分で立てた目標を達成できないというものがある.それは,すなわち,自分自身との約束を破ることである.このとき自尊心が削られる.自分はその目的に値しなかったのだと思う.そのときに自己肯定感はかなり損傷する.

もちろんその失敗の結果を次回にフィードバックするということは行う.しかし,自尊心が多少なりとも削られたことには違いがない.そのつらさを考えると自分と約束することが億劫になってしまう.それが計画を立てることに気後れする理由のひとつなのだと思うのである.

これを回避する方法はいくつかある.

その一つは目標のステップを適切な大きさにすることである.小さすぎるステップでは逆に自分の評価を自分でどんどん下げてしまうことになる.簡単,単純な作業を続けていると,意欲が下がってしまうことと同じである.

一方,そのステップが大きすぎると目標を達成できず,上記の通り自分を傷つけてしまう.イチロー選手もどこかのインタビューで答えていたのを覚えているのだけれど,つまりは,適切に頑張れば達成できる適切な目標を自分に与え続けることが成功の秘訣なのだ.

しかし,どんどんと仕事が降ってきて処理していかなければならない状況では,短時間で達成しなければならない課題が多すぎて,どうしてもステップは大きくなりがちである.そこが難しいところである.

とにかく,適切な目標を設定し,それを達成することによって自己評価を高めていることが大切である.ただそれがギリギリ達成できるほと難度が高いというのもあまりよくない.達成するには,あまりにつらい努力が必要であるということが続けば,目標を立てる際に,これを達成するために費やされる努力のつらさが先に思いやられてしまう.結局それが,現在私が計画を立てるのが嫌いということの原因なのだ.

#もちろん,適切な目標を立てないと最終的にゴールに達しないことも重々わかっているので,計画は立てて実行しています


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