2010年10月6日水曜日

ヒガンバナ

ヒガンバナには,なぜか昔から
オドロオドロしいイメージを持っていて,
それを見てとても感傷的な気分にはなれなかった.

どこかで読んだ話に,
ヒガンバナは血の赤だ,などという
文章があって,それがいまだに
心に残っているからなのかもしれない.

しかし,昨日キャンパス内を歩いていて,
街路樹の下に輝くような美しい
オレンジ色を見つけてハッとした.
ヒガンバナであった.

気をつけてみると,2~3mの距離をとって
植えられている街路樹の下に
点々とオレンジ色が続いている.
誰かがそのように植えたのだろう.

ヒガンバナの色は,全く血の色などではなくて,
鮮やかなオレンジ色であった.
それが茎の黄緑色に映えて,
すがすがしい印象さえ与える.

花の姿も華奢かと思いきや,
生命力にあふれた華やかさがあり,
思わず足をとめて見とれてしまったくらいである.

なんという健康的な明るさ.
もっとジメジメした花という印象は,
間違いであったことを思い知った.

今年は酷暑でヒガンバナの開花も遅れたという.
ご先祖様を迎える彼岸には間に合わなかった
ことだろう.
でも確かに,祖霊を迎える道しるべに
この花はふさわしい気がする.
それは決して陰湿なイメージではなく.

目がさめるようなオレンジ色である

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