2010年10月1日金曜日

アメリカ出張の機内で映画を観た

ECCE参加でアトランタに行く途中の
飛行機の中で,映画を観た.
いつもならば,ほとんど機内上映される映画を
観るのだけれど,今回は体調もかなり悪く,
帰りも寝てしまったので,観た映画本数は
かなり少ない.

それもまたまたB767の狭い機体内で,
観光バスのテレビと同様の状態で観たので,
非常につらかった...
(なんとかなりませんかデルタ航空さん...)

でも,恒例によって感想を.

"Prince of Persia"
これがディズニー映画とは驚き.
ファンタジーはファンタジーだけれども,
ほとんどが戦いシーンで明け暮れる
アクション映画である.

時間を止める魔法の砂と短剣を巡って,
心優しく,強き王子様が
綺麗な隣国の王女と繰り広げる冒険物語.

アクションシーンは格闘技というよりも
パルクールである.
パルクールとは,街中の建物や壁などを
障害物として,ひらりひらりと飛び越えたりする
かっこいいけれど非常に危険な技術である.
あるいはフリーランニングとも呼ばれる.
Youtubeとかで動画を探してもらえばわかるのだけれど,
都会の忍者という印象である.
私も練習してみようか,と言ったら,
大けがするからやめろとうちの奥さんに言われた.
実際,大けがする人が多いらしい.

話の内容は薄いので,
このアクションを楽しむしかない.
しかし,見た画面は通常のCRTである...
残念.

採点は星2つ(5つが満点)★★☆☆☆

"A-Team"
言わずと知れた特攻野郎Aチームの映画化.
とはいえ,私はTVシリーズを見ていなかったので,
それほど思い入れもない.
昔は,モヒカンの黒人を,Mr. Tが演じていたような
気がする.

いかにもアメリカのTVドラマのノリであり,
気楽にみれる映画である.
アクションはほとんどマンガで,
笑って楽しむことができる.
とはいえ,もう一度みたいとは思わない.

採点は星2つ(5つが満点)★★☆☆☆

"Karate Kid"
これは観たかった映画.
しかし,アメリカ国内線で観たので英語.
そして,時々出てくる中国語には,
英語の字幕がでるのだけれど,
画面が小さくて読み取れない.
なにかいいこと言っているようなのだけれど,
全然理解できなかった.

しかし,ストーリーは至極単純だから,
ほとんど会話が聞き取れなくても楽しめる.

主演のウィル・スミスの息子もまぁまぁ
良かったけれど,カッコよすぎ.
昔のカラテキッドのラルフ・マッチオの
あのダメダメ感に不足している.
初代のカラテキッドにおける主人公は,
低所得者の母子家庭の高校生で,
なにも取り柄が無く,
女の子にももてそうもない,
本当に鬱屈した男の子だった.
そこに,あの時代のアメリカの事情が
反映されていたように思う.
学校とは違う別のことに価値観を見つけて,
また新たに生活を始めていこうという
ストーリーだった.

しかし,今回も同様の家族構成という
感じではあるけれど,
そうした暗さ,ジメジメ感が最初から無い.
主人公はいじめられてもクールなのである.
仲良くなる女の子もなんでもできる優等生だし.
汚い側面がすべて無くなっている映画である.

唯一の救いがジャッキー・チェン.
情けない中年男を演じている.
すごい演技というわけではないけれど,
彼がいなければこの映画の価値は
ますます下がっていたことだろう.

採点は星3つ(5つが満点)★★★☆☆

その他は,眠ってしまって観なかった.
Xファイルのディビッド・ドゥカブニーと
デミ・ムーアが出演していた"The Joneses"が
少し面白そうだった.

眠ってしまい,途中から観たのが,

"Quantum of Solace"(007 慰めの報酬)
たぶん半分くらいは観たと思う.
とにかくダニエル・クレイグの魅力たっぷりである.
ハードボイルドで,鍛え抜かれた身体を持ち,
それでいて,悲しさが漂っている.
歴代のボンドの俳優の中でも,私は
一番好きかも知れない.

ダニエル・クレイグに主演が変わってから,
映画は2本.どちらも悲しみと切なさで
あふれている.
昔のように,気楽に観れる感じではなくなった.

今回は悪役のインパクトが弱すぎる.
小物すぎるのだ.
その他のエピソードも悲しいけれど,
深みが足りなかったような気がする.
(前半を観ればもっと違う印象かも知れないが)

ダニエル・クレイグの魅力で持っている映画.
彼に憧れるなぁ...
(学年で言うと同い歳なのだ)

採点は星3つ(5つが満点)★★★☆☆

番外編として,滞在中TVの映画チャンネルで,

"The Boume Ultimatum"
"The Thomas Crown Affair"

の2作を観た.
ボーンの方は,もう何度も観ているのだけれど,
やっぱりかっこいいなぁ.
最近では,このシリーズがアクション映画としては
最高峰だと思う.

トーマスの方は,ボンドを演じたこともある
ピアース・ブロスナンのアマ~い魅力たっぷりな映画.
(それとルネ・ロッソのお色気)
なかなか洒落ていて面白かったなぁ.
英語が難しくてわからなかったけれど(笑).

ということで,今回は残念無念.
あまりいい映画に当たらなかった.
また映画を観る機会があるのは,いつのことか...

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