万博に行ってきた。もちろん,仕事である。
万博の一角で新潟県の展示が7/13~7/17にあり,そこに長岡技術科学大学の地域防災実践研究センターからの展示がされるとのことで出張したのである。
当日は,知事や市町村の首長などがいらっしゃって,新潟県で開発された微生物を用いた浄水器や雪を用いた冷風機の展示にたいへん満足されていたようで,良い結果ではあったのだけれど,とにかく,なんといっても,たいへんに暑かった。そのおかげで,タオルを濡らすことができる浄水器と,雪で冷やされた冷風で「生き返る」冷風機の2つの展示は,ひっきりなしに人が訪れていて,好評だった(2つの展示とも私の研究ではなく,センターに所属されている先生のものです)。
初日の日曜日は,ブルーインパルスの展示飛行があるとのことで,どうも入場者は平均を大きく上回る17万3000人を超えていたとのことである。どこへいっても人ばかり。リングの下は日陰になるので人が涼をとりに集まっていて,大混雑。パビリオン入場のための人の列も熱中症を防ぐためにリングの下に移動されていて,歩くのもやっとの状況だった。
それでもブルーインパルスの飛行も見ることができたし,人気パビリオンには到底入ることはできなかったけれど(パビリオンの予約も全然とれなかったし。そもそもネットのサイトにつながるだけでも大変だった),やはり「祭り」というその雰囲気には大変満足した。
国際機関のパビリオンがあって,並ばずに入ることができたので,涼むためにも足を運んでみた。国際機関というのは,ASEANや国際科学技術センター(ISTC)など5つの団体であって,それぞれが展示をしていた。
その機関のひとつとして「国際熱核融合実験炉ITER」の展示があった。そういえばつくば万博でも日本原子力研究所の核融合の展示があったなぁ,と思いながら,どんな展示があるのだろうと思って近づいてみると,ITERの模型の隣にかつての同僚が説明員としていたので驚いた。
「Tさん!」と声をかけてみると,向こうもびっくりしている。どうも当日の7月13日は,「ITER」のスペシャルデーだったらしく,イベントで知り合いが会場に来ているのだという。残念ながら,イベントは見ることはできなかったが,数人の方々に挨拶することができて,たいへんうれしかった。
17万人以上いた入場者の中で,こんな同期に会えるなんて!ほんとうにびっくりした。本当に運が良かったのだと思う。
ということで,肌を真っ赤に焼いて,脱水症状でふらふらになりながら会場を後にした。出口のゲートから駅のホームに行くまでも20分くらいかかったけれど,その代わり夜のビールはすばらしく美味しかった。
今回の万博は,暑さと人の多さと,そして偶然の出会いが記憶に残ることになりそうである。
| 入場前の列。日傘,帽子は必須。私は忘れたけれど。 |
0 件のコメント:
コメントを投稿