2010年8月10日火曜日

パワーエレクトロニクス学会,J-PARC・産総研見学会,第184回定例研究会

先週の金曜日,土曜日はパワーエレクトロニクス学会の
見学会,定例研究会が開催された.
私は庶務幹事ということで準備を進めてきたのだけれど,
宿泊付きの見学会,研究会ということで
うまく開催できるかどうか,最後の最後まで心配しどおしだった.
(いやぁ,小心者なのです)

そんな心配をよそに,見学会,研究会ともに,
皆様のご協力のおかげで,本当にうまくいった.
心より御礼申し上げます.

見学会の一カ所目は,
日本原子力研究開発機構(JAEA)の大強度陽子加速器J-PARC.
残念ながら加速器のマグネットが並ぶトンネルなどは,
実験のため放射していて見ることができなかったけれど,
クライストロンの電源や中性子源からのビームラインが並ぶ
研究施設,さらにはカミオカンデにニュートリノを放出する
試験施設まで見学することができて,大変勉強になった.

JAEAは,私の前の職場であるけれど,私が勤めていたのは
那珂研究所の核融合実験施設だから,
J-PARC施設を見学したのは
実は今回が初めてなのである.
うーん,施設の雰囲気から少しずつ感じられる
核融合とのフィロソフィーの違いがあるような気がする.
ただ電源等の制御システムがいまだにVMEであるように見えた.
(実際は,C-PCIなのかもしれないが,外見はVMEそっくり)
VME/CAMACなどは前時代の遺物と思っていたけれど,
もしもまだ現役であるならば驚きである.

二カ所目は,産業技術総合研究所.
次世代のキーデバイスであるSiC素子に関連する施設である.
残念ながら当日はトラブルのため,施設を見学することが
できなかったのだけれど,その代わり,SiCの結晶から
ウェハ,素子を用いたチョッパ,インバータと,
貴重な実物を目前にすることができた.
産総研では,結晶からウェハ作成,そして素子作成,
変換器作成まで一貫して研究を行うことができることが
強みであり,現在日本の,いや世界的にも
重要な開発拠点となっている.

もちろんパワーエレクトロニクス学会というくらいだから,
参加者は興味津々.
いろんな,本当にいろんな質問が説明していただいた方に
飛んでいた.
SiC素子は性能が良すぎて,いろいろと逆に不都合が生じるとの
説明に感心するやら,驚くやらで,
いやぁ,いろいろ考えることがあったなぁ.

土曜日は朝から定例研究会.
見学内容に合わせて,SiC素子を用いた大容量変換器の開発に
関する講演や,J-PARCの電源の開発に関する報告などがあって,
これまた非常に興味深いものになった.
いつもは関西で開催されることが多いパワーエレクトロニクス学会の
研究会だけれど,今回は筑波開催ということもあって,
関東からの参加者も多く,それが大変うれしかった.

また,見学会,研究会を通じて,大変興味深かったとの
ご感想を参加者からいただいて,準備を進めてきた側としても
心からうれしかった.
本当によかった,よかった.

旅行やそれに関わる記事についてはまた別の機会に.
でもお盆休みも近づいているので更新は
飛び飛びになると思います.

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