私の習っている武道では,
「できない」
というのもNGワードである.
ある技に挑戦するとき,「できない」と思ってやるのでは,
できるものもできなくなってしまう.
やる前から,あきらめていることになる.
日常生活でも「できない」とすぐにいうのは
あまり良くない.
(もちろん,仕事を断るときには「できない」と言う
必要があるけれど)
課題やプロジェクトがある際に,
最初から「できない」などと言っていては,
成功する可能性が小さくなってしまう.
また部下もついてこなくなるだろう.
なにか事に当たる際には,
「できる」と言って,成功を信じて
断固実行あるのみである.
最悪の結果を考えて万全の対策を講じておくのは
もちろんなのだけど,不安や心配で
気を小さくしていては,健全な判断をくだすことが
できなくなってしまう.
大胆かつ細心に事をすすめるためには,
まず自信を持つことが大切なのだと教わるのである.
(すべての可能性を考えて準備万端整えてこそ,
そうした心境になるのだけど.
まさに万事を尽くして天命を待つのである)
でも,できない技はできない.
それを「できる」というのは嘘をつくことになる.
では,どう言えばよいか.
「未熟なので」
と答えればよいと教わっている.
現在はできないけれど,いつかできる可能性があることを
示唆している.
自分で自分を否定することを避けることにするのだ.
このように私が習っている武道では,
日常生活万般にわたり,稽古しなければならないと
指導される.
口やかましいということなかれ.
日常に活かせない武道など,現代に習う意味など無いのだ.
2010年8月3日火曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
なにもかも手に入れた金持ちは武術の習得を目指す?
人生におけるほとんどの幸せはお金で買える。これは間違いの無い真理であり,私は全く同意する。 しかし,もしも自分がたいへんな金持ちになって,世界を救おうなどと考えず(笑),自分のためにそのお金を使うことができるようになったら,私は次に何をするだろう? なにもかも欲しいものが買える...
-
本ブログのコメントに, (電力)供給過多になるとなぜ、発電機の回転数が上がるのか というご質問をいただいたので, それについての回答を少し. (すみません,コメントいただいていたのに 気づくのが遅れました) 発電機の回転数は,個々の発電ユニットで見れば, 発電...
-
Googleをはじめとして, 検索ツールなしでは仕事ができない, というところまで現代の私たちは来てしまった. 特に研究分野においては, 過去の研究のサーベイ,現在の市場調査, 世界の装置のリストアップなど, もう検索ツールの便利さ無しでは, 考えられない状況である. こうした状...
-
私が担当している「電気機器」という講義においては,「磁気回路」,「 直流機 」,「 同期機 」,「 変圧器 」,「 誘導機 」を取り扱う.「磁気回路」は機器ではないので,残りの4つの電気機械について学生のみなさんは勉強することになる.さてここで,「直流機」,「同期機」,「誘導機」...
-
業界用語というものがある. それがいつの間にか広がって, 一般認識のもと使用されるようになった言葉も多い. たとえば,「トリ」という言葉. これは落語で最後に現れる芸人を言っていたものが, いつのまにか最後を締めくくる人全般に 用いられるようになった. あるいは,「ドタキャン」....
-
<自分の好き嫌いを書くことによって,自分の性格や思考について明らかにしていこうとする試みを続けています> 先日,子供たちの塾の先生と話していたのだけれど,子供の 「みんながやっているから」 「みんなそうしているよ」 という言い訳が大嫌いという意見で一致した. 実は...
0 件のコメント:
コメントを投稿