2010年8月5日木曜日

夏バテでノイズ耐性が低くなる

夏バテでぐったりしている.
昨晩は,あまりの頭痛で吐き気がして,
夕食も食べずに
そのまま帰宅してしまった.
だからブログ更新はなし.
すみません...

今日はもう大丈夫.
というよりも,明日はパワーエレクトロニクス学会の
見学会で,茨城県東海村に出張である.
ぐったりしてなんていられない.

しかし,疲労にはまずは睡眠である,ということを
実感する.
昨晩は,とにかく早く寝た(23時には就寝).
すると今朝はだいぶ復活した.
夏バテにはビタミンなどというけれど,
一番効くのは睡眠なのである.

夏バテというのは,精神状態にも
相当影響する.
私が昨日思ったのは,脳のノイズ耐性が
低くなっているということ.
とにかくノイズに耐えられない.
音楽もポップスを聴くことができない.
クラシック音楽でも,ロマン派を聴くことができなかった.
(チャイコフスキーなんてもってのほか!)

そんな私を救ってくれたのはやはりバッハ.
バイオリン,無伴奏パルティータ集.
(ちなみにG.クレーメルの古い方の録音)
氷のように澄み切った音の響きが
なんとか私に落ち着きを取り戻してくれた.
ありがとう,バッハ...

バッハの器楽曲は,ノイズレベルが低い.
業界用語でいうと,THD(総合ひずみ率)が低く,
純粋な正弦波に近い.
そんなイメージである.

私の頭はどうもノイズに弱い電子機器らしい.

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