2010年10月21日木曜日

やっぱりモータが熱い (パワーエレクトロニクス学会 専門講習会「次世代モータ技術とそのドライブシステムの最新動向」(セミナ)

モータの研究開発分野は,現在も依然として
ホットでありつづけている.

日本の電力の半分以上は,モータによって
消費されているし,希土類磁石,すなわち
レアアースを使用した高性能磁石によって,
その高出力化,小型化,高効率化などが推し進められ,
私たちの生活も大きくその恩恵を受けている.

以前に小型化したモータによって,
鉄道の駅などにバリアフリーのための
エレベータが設置されるようになった,
あるいは機械室が無いエレベータが
マンションに設置されるようになったという
記事を書いたけれど,電気自動車,
ハイブリッド自動車がこれだけ話題になっている
今,どれだけ私たちの身の回りにモータが
あふれているか,ちょっと考えればわかることである.

そんな中,私が庶務幹事を務めている
パワーエレクトロニクス学会では,毎年開催している
専門講習会のテーマを今年は「モータ」とした.
(学会の企画担当の方々,どうも有難うございます!)

中国のニュースで話題になっているレアアースを
使わないモータの研究や,計算機を用いた
仮想モータによる設計法など,第一線で活躍されている
研究者,技術者の方々に講師となっていただいている.
企業の初級からベテランまでの技術者,研究者のみならず
企業の企画担当の方々,
大学,高専の学生も含め,幅広い層の方々に
有益となるセミナになると確信しております!
ご興味のある方は,この記事の最後をご覧ください.
(宣伝です(笑))

そういえば,電気自動車のスポーツカーで話題の
テスラ・モータースのモータは誘導機であるという.
すなわちレアアースを用いた永久磁石型同期モータでは
ないのだというのだ.
これは昨年のパワーエレクトロニクスに関する国際会議
ECCE2009において,プレナリーセッションで話題となったのだが,
その理由を聞かれて,テスラモータースの創立者は,

「中国が市場を握っている材料は
使用したくない」

という趣旨の回答を行っていたのを思い出す.
現在の状況を予想していたのかな?
まぁ,アメリカもレアアースを多く生産するようになったら,
テスラモータースの自動車も永久磁石モータを
採用するようになるのかもしれないけれど.

日本もこうした研究開発分野に対しては,
国としての方針をはっきりと打ち出すべきなのかもしれない.
そうすれば,不安定で変わり続けるこの世界の状況に
研究者,技術者,そして経営者が右往左往することもなくなるだろう.

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パワーエレクトロニクス学会
第25回 専門講習会
「次世代モータ技術とそのドライブシステムの最新動向」


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平成22年11月20日(土) 10:00~16:55
大阪科学技術センター 中ホール

■プログラム内容

1. モータ技術の最新動向と将来展望
森本茂雄(大阪府立大学)     

2. マルチレベル電力変換器の新しいアプローチ
野口敏彦(静岡大学)

3. レアアースフリーモータ -SMCコアを利用した誘導電動機-
森本雅之(東海大学)

4. バーチャルモータによるモータドライブシステムの評価手法
尾崎順彦(ディエスピーテクノロジ)

5. 洗濯乾燥機用可変磁力モータドライブ
新田 勇(東芝)

6. ハイブリッド&電気自動車向け巻線切替方式モータドライブシステム
前村明彦(安川電機)

7. 油圧機器におけるモータドライブ最新動向
仲田哲雄(ダイキン工業)

■参加費:

正会員 :5,000円
学生 :3,000円
非会員 :10,000円

テキストのみ購入:5,000円
(パワーエレクトロニクス学会会員特別価格2,500円)


詳細とお申し込みはこちらから

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