2009年2月7日土曜日

S先生の還暦祝賀会

今日は(といっても夜が明けたらだけど)
私が学生時代にご指導いただいていた
S先生の還暦お祝いパーティーである.

私は,とにかく学生時代からずっと
お世話になりっぱなしなので,
なにがあっても駆けつけなければならないはずなのだけれど,
家庭の事情でどうしても欠席せざるを得なかった.
本当に残念である.
S先生には本当に申しわけない.

しかし,S先生からは沢山のいろいろなことを
学ばさせていただいた.
いや,今もお会いするたびに
刺激を受けているのだから,これからもずっと
勉強させていただくのだろう.

S先生の魅力は,ひとことでいうと
そのカリスマ性だと思う.
もちろん,数々の業績は素晴らしいのは当然なのだけれど,
なんといってもみんなを惹きつける雰囲気がある.
学生たちはS先生のおっしゃることにいつのまにか
引き込まれて,研究に集中することになってしまう.
S先生が話される研究のアイデアが
すごく魅力的に感じてしまうのだ.
もちろん,すべてが実るアイデアというわけではないけれど,
私も含めて,学生たちはやってやろうという気にさせられてしまう.
それがカリスマ性ということなのだろう.

私の前の職場というのは,S先生が大学にいらっしゃる前に
勤めていらっしゃった研究所なのだけれど,
そこでS先生と一緒に働いていた
私の上司のひとり(先生と同い年くらい?)が,
「S先生のカリスマ性にはかなわないんだよなぁ」と
しみじみ話していたのを今でも思い出す.
その上司もその職場で(いや核融合の世界で)
超人的な働きをされていたから,
その一言が非常に印象深く残っている.

大学の教員は教育者でもあるから,
専業の研究者に比べ,学生たちを惹きつける魅力が
必要であると思う.
そして,S先生はそれをお持ちである.



会には70名以上の卒業生が集まるという.
私がS研究室に配属されたのは19年前.
その1年前にS研究室ができたということだったから,
ちょうど20周年ということなのかな.
とにかく今日はみんなと昔話に盛り上がることができない,
それが残念で仕方がない.

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