毎年,クリスマスの映画や音楽やらについてなにかしら書いているのだけれど,今年はまだ書いていないことに気づいた.どうやら私はクリスマスからもう遠く離れたところまで来てしまったような気もするけれど,それでもやっぱりクリスマスへの憧れは残っていて今年も文章を書いてみようと思う.
クリスマスの音楽は清らかで,幸せにあふれているものが多いから好きな曲が多いのだけれど,日本ではいまひとつメジャーではない,それでいて美しい歌が,
Little Drummer Boy
である.華やかさはないけれど「パ,ラパパンパン」という繰り返しが印象的で,素朴な清らかさがある.数年くらい前から急に気になってきた曲である.
----- Twitterより
2017年12月2日
マックでコーヒーを飲んでいる。店の中にはクリスマスソングが流れている。近くのテーブルの女子高生が曲に合わせて「ラパパンパン」と口ずさんだのが聞こえた。そうだな。クリスマスなのだな。ラパパンパン。
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この曲については,いくつもYoutubeなどに動画が上がっているのだけれど,私が好きなのはデビッド・ボウイがビング・クロスビーと一緒に歌っているもの.たぶんテレビ番組の収録なのだろうけれど,デビッド・ボウイがイノセントに歌っているのが思いがけなくて印象に残る.
歌の内容は,貧しい男の子が三賢者がいるベツレヘムに行って,贈り物がないので,生まれたばかりのイエスの前でドラムを叩いたら,イエスが微笑んだというもの.私はクリスチャンではないけれど,人に善意を贈るという行為を歌ったこの曲の素朴さに惹かれる.
最近,少しこの歌を耳にする機会が増えたような気がするのは,歌を好きになったことによって私の識別バイアスがかかったからなのかと思うけど,でも素敵なことに気づくことが増えるのは良いことだとも思う.
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