2022年12月4日日曜日

ジョン・ウィック:とにかくキアヌ・リーブスがカッコいい,アクション映画の金字塔

 もう12月に入ってしまった。2日には初雪が長岡でも降った。いよいよ冬本番である。

相変わらず毎日が忙しい。どうにもならない状況で,努力も実らない状態がずっと続いていると,心の元気が減ってくる。合氣道の稽古もできないとなると,どうやって気分を落ち込ませないように維持するか,工夫が必要になってくる。

そこで,気分をスカッとするために,久しぶりにアクション映画

「ジョン・ウィック」(監督:チャド・スタエルスキ,主演:キアヌ・リーブスj,2014年)

を観た。やっぱりいいなぁ。少しは気が晴れた。

ジョン・ウィックの良いところは,まずその物語の設定である。殺し屋組織(主席連合と呼ばれる)があり,中立・安全地域として「コンチネンタルホテル」があり,誓印をめぐる特別な関係や金貨,そしてルールがあったりして,それだけでワクワクする。そこへ引退していた伝説の殺し屋が妻との思い出のために復讐するというストーリー。たまらない。

次に良いところはそのアクションである。Gun-Fuと呼ばれる銃撃戦とカンフーを組み合わせたような格闘・戦闘シーン。カンフーとは言いながら,実際は,「柔道」,「合氣道」,「空手」などを組み合わせた技術となっていて,日本の格闘技をやっている人であれば,「おーっ」と声をあげてしまうのである。もちろん,銃撃戦も派手で,一体何人殺しているのか,その数だけでも他のアクション映画とは一線を画している。

とにかくキアヌ・リーブスがカッコいいのだけれど,撮影の頃は年齢が50歳直前くらいと考えられるから,彼にとっても相当アクションがハードだったのではないかと思う。この映画のクオリティまで高めるためにどれだけの訓練を積んだのかと思うと,私も元気が出てくる。

この映画の欠点は,最後のファミリーのボスとの戦いのダサさであると私は思う。結局,徒手の殴り合いやナイフの切り合いになってしまっている。そこで使われる技術も,他の戦闘シーンに比べるとかなりチープである(まぁ,相手役が激しいアクションに耐えられないだろうとは容易に予想がつくけれど)。しかし,しかしである。もっとスマートにガンファイトで戦いを終えることはできなかったのかと思う。

しかし,その欠点を差し引いても,この作品は「ボーン」シリーズ同様,アクション映画の金字塔の一つであることは間違いないのである。なので評価は当然,

★★★★★(星5点満点で5点!)

シリーズ4作作られるほどの傑作だけれど,どうも日本では知名度が低いような気がする。アクション映画のみなさんにはぜひ観てほしい映画である。

#ウィレム・デフォーが珍しく味方側の親友を演じている。そのことにびっくり。そしてその老け方にも少し驚いた

#ジョン・ウィックが乗る車は,車好きにはたまらないクラシックスポーツカーであって,最初に乗っている車は,フォードのマスタング1969年式。かっこよすぎる!どうも特別仕様のマッスルカーらしい(BOSS429?)。「ブリット」といい,この頃のマスタングはかっこよくて憧れてしまう…

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