2022年は私にとって過去類を見ないほど運が悪いことが起こった。
1月:奥歯が割れて抜いて,部分入れ歯のお世話になった。
4月:足を剥離骨折。
4, 5月:盲腸で開腹手術。入院でゴールデンウイークがつぶれる。
8月:台風の影響で福井の高速道路が通行止めになり,敦賀で折り返して長野経由で長岡へ帰る羽目に。
そして12月,携帯電話が壊れて新品取り換え。。。
その他,鳥のフン被害や車の修理もあったし,訪ねた店が事情で休業なんてことも本当にびっくりするほどの頻度で起こった。
昨晩だって,「かつや」に閉店1時間以上前に行ったのだけど,肉と御飯がなくて,ヒレカツとメンチカツとエビフライしか提供できないと言われてショック。次の店では,すでにラストオーダーが終わっていたし(長岡は閉店時間が早いのだ),雨の中,車であちらこちらをさまよって,結局スーパーの弁当で終了。こんなことがしょっちゅう起こっている。神社で引いたおみくじも相当驚いたものだったし。
たぶん車の運転のときの信号のタイミングと一緒で,赤信号に引っかからずに進むことができるかどうかはほんのちょっとの差で決まるように,こうした運の悪さもほんのちょっとの違いで運の良さになるのかもしれない。これまでの人生,そのちょっとの差が良い方に転んでいたのだろう。それが,潮目が変わった。これからの人生は,そうした流れの中で生きていかなければならないのかもしれない。
私が初めて就職した際に,研究所の所内報に載せた言葉を今またかみしめて来年を迎えたいと思う。
天薄我以福、吾厚吾徳以迓之。
天労我以形、吾逸吾心以補之。
天阨我以遇、吾亨吾道以通之。
天且奈我何哉。(菜根譚より)
天が私に福を薄くするならば私は徳を厚くしてこたえよう。
天が私を身体で苦労させるならば私は心をリラックスして補おう。
天が私の境遇を行き詰まるようにするのであれば私は我が道を貫こう。
そうすれば天は私をどうすることもできなくなるだろう。
同じ言葉だけれど,自分が年をとったためか,あの若いころとちょっと感じ方は変わっている。
♯「運が悪い」と感じるのは,そう思うバイアスがかかっているから,そうした事象を特別に記憶してしまっている,とは思うのだけれど,そうしたことを考えても今年はひどいことばかりが起きた…
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