最近,まったく本が読めていない。そんな余裕がない。しかし,本を読まない人生なんて,なんてつまらないものだろう,と私は思っているから,今年の自分を反省して,来年はぜひ小説を読みたいと思っている。
そんな中,少しずつ読み進めてきた本が,
「武術極意の本当の話。: 古流剣術・古流柔術・古伝中国拳法の秘術の探究」近藤 孝洋 著
である。残念ながら小説ではなく,武術の解説本である。実は,購入したのはたぶん10年以上前で,その時以来,目を通すのは2回目である。
内容は,まず上泉伊勢守の新陰流の「転」から始まって,その弟子の小笠原玄信の奥義であるあの有名な「八寸の延び金」,そして,「無住心剣術夕雲流」の伝書「辞足為経法 中集」に言及し,その後,柳生十兵衛「月之抄」と柔術の「良移心当流」「起倒流」を解説し,最後には王宗岳の 「太極拳論」の解説で締めくくっている。
これは普通に読めばいわゆる「トンデモ本」の類なのだけれど(人間にはエネルギー体があるとか,マッハを超えるスピードを出すとか),著者の近藤孝洋 氏の見解が述べられていて,私にはとても興味深かった。前回読んだときにはわからなかった(想像できなかった)ことが,今回少しわかるような気がして,たいへんタメになる。近藤氏の表現はなかなか特殊だけれど,そこには一抹の真理があるように思われて,いろいろな見解があるものだな,と勉強になったし,ひとりの武芸者が現在たどりついた境地とはこのようなものかと感じ入った。もちろん,私などは到底及びもしない内容であり,境地なのだけれど(記事続く)。
0 件のコメント:
コメントを投稿