2025年12月27日土曜日

みすぼらしい老人の悲しみ

 年をとって悲しく思うのは,特に飲食店などにおいて邪魔者扱いされることである。もしかすると多くはそうではないかもしれないけれど,一部ではやはりそのように感じてしまうのである。

たとえばファミレス。まだ混む時間ではなく空いている席も多いのに,通されるのはやはり人目につかない店の奥の二人用の席ばかり。空いているのであれば,景色が良くて荷物もゆったりとおける窓際の四人用のボックス席に座りたい。しかし,私のような老人は,街ゆく人たちから見えないように人目を避ける席に案内されることが多い。若い女性であれば,窓側に優先的に案内される。まぁ,店の戦略として理解できるけれども,案内される方としてはやっぱり悲しい。

私がこのブログを書いているよく訪れるコーヒー店では店員さんはやさしいし,席も自分で決めることができるから,人目を避けるような場所にいつも座るということはないけれど(もちろん,いつも1~2名席に座ってお店に迷惑をかけないようにしているつもり),一方で客として来ているカップルの目が厳しいような気がする。特に男性側の目が怖い。確かにこのお店はデートで来るのに選ばれるようなお洒落な雰囲気だけれど,私のようにユニクロを着たダサいカッコをした老人が客でいたとしても,もう少し温かい目で見てはもらえないだろうか,と思う。若い二人にとっては,私などは「お目汚し」だというのもわからないでもないけれど。。。

もしかすると,おしゃれな老人であれば周囲の人ももっと優しくしてくれるのかもしれないとも思う。だが私にはそれはなかなかハードルが高い。。。これからも,おしゃれなお店では陽の当たらぬ席に生える雑草として生きていくことになりそうだ。。。

0 件のコメント:

コメントを投稿

開錠するとき鍵をどちらに回すか

 「鍵」というのは昔から何かを暗示することが多いモノである。「鍵をかける」は,もちろん実際の施錠を意味することもあるけれど,誰の目にも触れることができない「秘密にする」という意味もある。「鍵をあける」は,開錠のほかに人の心の扉を開くという意味もあったりする(矢野顕子の「ひとつだけ...