今日は,卒業式,謝恩会である.
またあっという間に,一年が過ぎ去ってしまった.
研究室からもごっそりと学生がいなくなる.
やっぱり寂しく感じるものである.
卒業する学生のみなさんは,
4月からの新生活への期待と不安に
胸苦しくされていることだと思う.
新しいステージに進むときは,
たぶんそんなものなのである.
不安なき「新生活」は「新」ではないのである.
さて,大学に入学するときに,
既に自分がなろうと思う職業を決めていた人は
むしろ少なかったのではないかと思う.特に,工学部は.
だいたい将来自分はどうしたいのか,
それを考えるために,それを決めるために,
4年間ないし6年間(ないし9年間)を大学で学ぶのである.
知識がなければ,自分が何をしたいのかさえ
決めることができない.
自分の能力や志を推し量るために,
その尺度となる大学教育が必要なのである.
しかし,卒業式の今日,自分が本当にやりたいものが
わかっている人も,また少ないのではないかと思う.
確かに就職先も決定していて,
4月からの新生活が待っている.
しかし,その選択が良かったのかどうかなど,
現時点でわかるはずもない.
それが本当に自分のやりたいことだったのか,と
またしばらくは不安をもつことになるのだろうと思う.
4年間(ないし6年間)の大学教育の結果,
4月以降の自分の人生をとりあえず決めることができた.
しかし,この選択が最良のものであったかどうかは,
実は今後の過ごし方にかかっているのである.
自分は,この選択が最良のものであったと
後悔しないように努力するしかないのである.
(あるいは,数年後にあらためて選択をしなおすか)
判断基準は「あとづけ」なのである.
結局,いつの時点になっても,
自分の将来をすべて見通すことができることなんて
ありえない.
ただ,その時その時に後悔しないように
(後悔を最小化するように)
努力することしかできないのである.
そして,そのためには卒業しても学び続けることが
大切なのではないかと,私は思っている.
いつのときも,不安に打ち勝つための手段,
それはやっぱり「学び」なのである.
卒業されたみなさん,おめでとうございます.
この先も,学び続けれられることを!
2010年3月23日火曜日
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