2011年12月7日水曜日

まるで幽霊のように歩いてくる

今日は,中央電気倶楽部で開催された電気学会
関西支部の講演会「エコシティプロジェクトの
取り組み状況と関連技術」に参加した.
「けいはんなエコシティ」をはじめとする
スマートコミュニティへの取り組みの紹介や
太陽光発電導入への課題の話があり,
たいへん興味深かった.

特にJR西日本殿の省エネルギーへの
取り組みの紹介が面白かった.
電車の運行に関する省エネは,もちろん,
車両の改良などで実現しているのだけれど,
駅舎での省エネも努力されている.
今日は,各鉄道会社の使用電力に占める
運転用電力(車両)と付帯電力(駅舎)の割合や,
駅舎の使用電力の割合(照明とかエレベータとか)も
紹介されて,特に興味深かった.
夏に節電で,エレベータやエスカレータの運転が
止められていたが,それがどれだけの
節電につながるのか,また人が来ないときに
エスカレータのスピードが減速されているが,
それがどれだけの節電につながるのか,
こういった興味に答えていただける講演で,
すごく面白いものだった.
みなさんも興味があるでしょ?

講習会も終了し,梅田から北千里まで電車で
戻ってきたのだけれど,大阪大学というのは,
北千里の駅からずいぶん歩く.
20分くらいかな.

夕方6時半を過ぎていたので,
すっかり道も暗い.
私も若くはないので,足下に気をつけながら
歩いていたのだけれど,前から歩いてくる
人たちに目を向けて思わず笑ってしまった.

暗がりの中,携帯電話を見ながら歩いている人が多い.
そうすると携帯電話のディスプレイの明かりが,
歩いている人の顔を下から照らすことになる.
すなわち,暗闇の中で懐中電灯で自分の顔を
下から照らして,人を驚かせるいたずらがあるけれど,
あれと同じである.
懐中電灯の代りに携帯電話で顔を照らしているのだ.

すれ違う人,すれ違う人が下から顔を
携帯電話で照らしている.
特に女性がすれ違うときには,
携帯電話に顔を向けながら,注意をこちらに
向けるために上目遣いでこちらを見る.
まるで幽霊映画の一場面である.
歩いている女の人は,こちらにそんな風に見えているなんて
思いもよらないだろうが,
こちらはずいぶんと楽しませてもらった.
(貞子かと思う人もいた)

いやぁ,携帯電話はついつい夢中になってしまうけれど,
常に人の目にどのように映っているかは考えないといけないなぁ.
特に,夕方の携帯電話は気をつけなければと思う.
というか,そもそも歩きながら携帯電話を操作するのは
危ないからやめた方がいい,ということなのだろうけど.


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